大谷翔平×伊藤園がプロ野球に新風!「浜松ドーム建設」でNPB参入へ

大谷翔平インスタグラムより
大谷翔平&MLBのドジャースとパートナーシップ契約を結ぶ「お〜いお茶」の伊藤園が、プロ野球二軍リーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の球団買収を画策している。静岡県浜松市に新設する屋外型ドーム球場に本拠地を移し、プロ野球に正規参戦する。大谷効果で球団拡張が急進――。

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LAを中心に「お~いお茶」が爆発的人気

来日し、日本中がMLB東京開幕シリーズに沸き上がる中、東京ドームとテレビ画面を彩ったのが「お~いお茶」のグリーンティー。MLBの公式日本茶だ。

大手飲料メーカーの伊藤園は、昨シーズンから大谷とアンバサダー契約を結び、ロサンゼルスを中心に「お〜いお茶」の人気を爆発的に広めた。

今年はMLBおよびドジャースとパートナーシップ契約を締結。ドジャースのユニホームを着た大谷翔平ボトルが全米で販売可能となり、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のカフェテリアでも、「お~いお茶」の採用が進んでいる。

「勢いに乗る伊藤園の次の一手は、プロ野球進出です。ファーム専用球団『くふうハヤテベンチャーズ静岡』(以下、くふうハヤテ)を買収し、NPB正規参入という情報が伝わっている」(スポーツ紙デスク)

日本のプロ野球の場合、球団のオーナー会社になると、他球団ファンから反発を招き、売り上げに影響するという。トヨタ自動車、ホンダ、パナソニックなどの大企業が参入せず社会人野球に専念するのは、そのためだ。

しかし大谷に関してはアンチがほぼ皆無。そこが大谷とアンバサダー契約を結ぶ伊藤園の強味だ。

「お〜いお茶」が登場した1989年以来、緑茶飲料市場のトップシェアを走り続けている伊藤園にとって、静岡県は特別の地だ。

現在の本社は東京都渋谷区だが、前身の製茶会社の発祥は静岡市。「お~いお茶」の茶葉は、静岡県産が使われている。

主要産地は川根、天竜、本山などの山岳地と牧之原市から島田市にまたがる洪積台地。伊藤園が視野に入れるのが県最大79万人の人口を有する浜松市だ。

その浜松市にプロ野球開催が可能なドーム球場の建設が確実となり、球団誘致が進んでいる。