大谷翔平×伊藤園がプロ野球に新風!「浜松ドーム建設」でNPB参入へ

ドーム建設は決まったも同然

ところが、今年3月6日に行われた県議会で、2200万円調査費を追及される中で調査結果が発覚。鈴木知事は「公表すべきだった」と謝罪したものの、資材高騰で2万2000人収容のドーム球場の試算建設費を450億円に上振れさせ、議会は紛糾した。

静岡県議会は国民民主・立憲民主が知事与党で自民・公明が野党。就任早々に調査結果を公表していれば、自民党会派の反対でドーム型球場の建設は立ち消えになった可能性が高い。

「10年以上前から新球場を積極的に推進した鈴木知事に、ドーム球場を今さらやめる選択肢はない。あえて建設費を80億円上方修正して発表したのは、意欲と自信の表れ」と知事後援会幹部。

浜松市の経済団体首脳も「ドーム球場建設のネックになるのは、完成後の維持コスト(年間約5億円)。縮減のため公共施設の建設や維持管理、運営を民間の資金や経営能力、技術を活用して行う『PFI方式』を採用するが、大谷と関係が深い伊藤園のグループが入札すれば、自公も反対できない。浜松ドームは決まったも同然」と期待する。

ほぼ同規模である広島カープの本拠地・マツダスタジアムを参考にすると、着工から完成まで約1年半かかる。鈴木知事の任期は’28年5月。逆算すると、同年のシーズン開幕までにドーム球場の完成とNPB参入を目指すとみられる。と同時に球団拡張のタイムスケジュールも見えてきた。

大谷のスポンサーは約20社あり、これが恩返し第1弾。次はどんなサプライズが飛び出すのか。

「週刊実話」4月3日号より