【2025年の大予言】平成の奇書『私が見た未来』が予言する2025年7月の「大災難」とは何か?



富士山噴火の被害総額は数百兆円!?

南海トラフ地震に関連して、富士山の噴火も予想されている。

日本周辺にはフィリピンプレートとユーラシアプレートのほか、北米プレート、太平洋プレートの境目があり、前記の3つがぶつかり合うところに富士山がある。

そのため、南海トラフ地震が起きてプレートの動きが活発化した際は、富士山にも影響を及ぼす危険度が高いのだ。

子どもの頃に「富士山は休火山」と学校で習った人もいるだろうが、現在では休火山という分類がなくなっている。

1979年には、それまで死火山と分類されていた木曽御嶽山が噴火した例もあり、富士山の噴火も十分に起こり得る。

警察庁においては「噴火対策」として、首都圏をはじめとする各地の警察に粉じん防護マスクを配備するなど、極めて現実的な問題と考えられている。

富士山の噴火による被害は、その規模や噴火前後の天候、風向きなどによっても違ってくるが、最悪の場合、東京・新宿近辺でも累積10センチ近い降灰があると推定されている(内閣府「中央防災会議」の報告書より)。

そうなると首都圏の交通機能が麻痺することはもちろん、火山灰が精密機器に入れば誤動作や故障が頻発し、雨が降れば電気設備に付着して停電が起きることも考えられる。

火山灰の付着、火山ガスによる農作物の変色や損傷、土壌環境の悪化や日照不足による発育不良、さらには人間が直接吸い込むことでの健康被害もあって、その被害総額はやはり数百兆円にも上ると予測されている。

ともかく南海トラフ地震や富士山噴火が、遠くない将来の現実的な危機であることは確かであり、2025年7月どころか明日に起きても不思議ではないのだ。