【2025年の大予言】平成の奇書『私が見た未来』が予言する2025年7月の「大災難」とは何か?



南海トラフ地震に連動して富士山噴火!?

そうしてみると、やはり日本が壊滅するほどの津波が起きる最も有力な要因は、自然発生する地震災害ということになる。

では、2025年7月、本当にそれほどの大規模地震が起こるのかといえば、その危険性はあるとしかいえない。

2024年8月6日、宮崎県で観測された震度6弱、マグニチュード7.1の地震を受けて、政府は南海トラフ地震への注意を呼びかける臨時情報を発出した。

結局、直後に巨大地震は発生しなかったが、九州と四国の間に位置する豊後水道では、同年4月17日にも同程度の地震が発生している。

何事においても慎重を期する日本政府が、大胆な警告を発したことからも、これらが巨大地震の前兆であることは否定できない。

政府の地震調査委員会は2022年1月、マグニチュード8から9クラスの巨大地震が南海トラフで、40年以内に発生確率する確率を90%程度と発表している。

ちなみに南海トラフとは、静岡県の駿河湾から九州の日向灘にかけて、海側の海底プレートが沈み込んでいる溝のような地形のことを指す。

地球の表面には厚さ100キロにも及ぶ岩板の巨大プレートが14~15枚、小規模のプレートが40枚ほどあり、それぞれの境目がぶつかり合っている。

プレート同士の衝突によって生じたひずみが限界に達したとき、一気にずれ動くというのが一般的な地震発生のメカニズムだ。

南海トラフとは、太平洋側のフィリピンプレートと大陸のユーラシアプレートの境目に生じた溝であり、ここでは過去に100年から200年の間隔で、マグニチュード8クラスの巨大地震が発生している。

政府は南海トラフで巨大地震が起きた場合、最悪で死者32万人以上、経済損失も建物の倒壊を含め220兆円以上と想定している。

過去の大規模地震では、東日本大震災が死者・行方不明者1万8425人(震災関連死を除く)、経済損失が16.9兆円(発生直後の内閣府の推計)。阪神・淡路大震災は死者・行方不明者6437人、経済被害9.6兆円とされていて、南海トラフ地震による被害はそれら過去の大地震と比べたとき、人的被害、経済被害ともに10倍以上になる危険性があるというのだ。