【2025年の大予言】平成の奇書『私が見た未来』が予言する2025年7月の「大災難」とは何か?



巨大隕石の落下のほうが可能性あり?

1815年4月に起きた有史以来最大と推定されるインドネシア・タンボラ火山の大噴火でも、世界的な冷夏など深刻な天候被害を招くことにはなったものの、一国が亡びるほどのことではなかった。

現にインドネシアは、いまも存在して経済発展を続けている。

水中での核兵器などによる爆発という仮説も考えにくい。

米航空宇宙局(NASA)はトンガ沖で起きた火山爆発の威力について、「広島に落とされた原子爆弾の数百倍に相当する」という科学的見解を発表した。

現在、世界最大級の威力とされるロシアの水素爆弾、通称「ツァーリ・ボンバ(爆弾の帝王)」は広島型原爆の3300倍の威力ともいわれるが、それでも海中で爆発した場合は水圧によってかなり威力が減じられるため、これ一発だけで大津波が起きることはない。

東日本大震災において放出された地震エネルギーは、「広島型原爆の3万発分」とも推定されており、これはツァーリ・ボンバの10発分に相当する。

それも日本近海で爆発させて、ようやく同じくらいの津波が起きるという推定で、これではいかにも現実味が薄い。

陰謀論では、たびたび「巨大地震は核爆発を伴う地震兵器によって起こされる」などといわれる。

だが、ツァーリ・ボンバ自体は全長8メートルほどで、これが10基となると単純計算で全長80メートル。それを誰にも察知されず、海底に設置することはほぼ不可能だろう。

「爆発は地震を誘発するためのものだから、爆弾だけで地震に相当するエネルギーを発生させる必要はない」との声もありそうだが、そもそも地震発生のメカニズム自体がいまだ完全には解明されていない。

その発生源に爆弾を設置して地震を誘発する理屈は、いかにも現実味に欠ける。

爆弾による人工地震よりも巨大隕石の落下のほうが、まだ可能性は高そうだ。