【2025年の大予言】“マグマ300年分”の富士山噴火Xデーはいつ? 専門家は「100%噴火する」と断言するが…

画像はAIで生成したイメージ
日本一高く美しい山、富士山。日本を象徴する随一の名山であるとともに、近年はインバウンドの影響から多くの外国人観光客が訪れ、世界的に知られるようになった。

末広がりの美しい姿は、過去に何度も噴火を繰り返し、溶岩など火山の噴出物が幾重にも重なって形成されたものだ。

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しかし、その日本最大の活火山は、江戸時代から噴火していない。

実のところ異例の状態が続いているわけで、富士山はいつ噴火してもおかしくないのだ。

現在、日本には111の活火山がある。

そのうち「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として、国は51の火山を選定。この中に富士山も含まれている。

過去にさかのぼると、富士山は約5600年の間に少なくとも180回は噴火しており、平均すると30年に1回の割合で噴火していたことになる。

さらに、古文書などの記録を見てみると、781年以降に17回の噴火を記録。特に平安時代に多く、800年から1083年までの間に12回も噴火している。

一方で噴火の合間には、平穏な期間が数百年も続くことがあり、1083年から1511年までは400年以上も噴火の記録がない。

直近の噴火は1707年の宝永噴火で、この噴火ではその日のうちに、江戸市中まで大量の火山灰が降下したという記録が残っている。

このときは噴火の1〜2カ月前から有感地震が増え、十数日前から地震活動が活発化したともいわれている。

噴火の引き金となりかねないのが地震だ。

東日本大震災の4日後となる2011年3月15日、静岡県東部を中心に起こった地震の震源は、富士山の直下14キロメートルで、マグマだまりの直上だったとされている。

ある地層学者は「震度6強の地震を受けても噴火しなかったのは、まさに奇跡だ」とコメントしている。

しかし、安心してはいられない。

政府は今後30年以内に、およそ70%の確率でマグニチュード7クラスの首都直下地震が起こると予測しており、この大地震をきっかけに富士山が大爆発する可能性は十分にあるのだ。

富士山は宝永噴火以降、約300年にわたり大規模な火山活動をしていないが、江戸時代から昭和にかけては、火口からガスや水蒸気がゆるやかに放出される噴気活動が発生していた。

地質学に詳しい大学教授は、「現在は300年もマグマをためており、宝永大噴火の1.5倍に相当する。すでにスタンバイの状態です」と警鐘を鳴らしている。