「ババアの中の最高のババアでした(笑)」ジャガー横田&尾崎魔弓“最高齢女子タッグ”結成秘話

ジャガー横田 尾崎魔弓 (C)週刊実話Web
女子プロレスブーム最盛期の80年代を舞台に、ダンプ松本の半生を描いたNetflixのドラマ『極悪女王』が大ヒットしたことで、女子プロレスの人気が急騰している。

その中でも注目なのが、昭和の時代から現役としてリングに上がり、今も第一線で活躍しているジャガー横田と尾崎魔弓だ。

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昨年、最高齢女子タッグ王者としてギネス世界記録認定された2人に、『極悪女王』の感想から現役を続ける理由、多様化するプロレス界の現実を聞いた。

――Netflixの配信ドラマ『極悪女王』が話題になっていますが、お二人の感想はいかがですか? ジャガーさんは物語の中でキーポイントになっています。

ジャガー「昭和の女子プロレスが、とてもリアルに表現できている作品だと思います。自分の役もよく描いてくれて、演じてくれた女優さんも、かなり努力したのではないかと感じました。出演者の方たちのプロレスシーンでは、経験のないところから練習し、難しいアクションを頑張ったなと感心しました」

尾崎「面白い作品でしたね。女優さんたちは、選手たちの顔つきや試合で見せるポーズなどの癖を、ちゃんと掴んでいましたね。このドラマをきっかけに、女子プロレスの人気がもっと広まればいいと思います」

――もともと、お二人がタッグを組んだきっかけは?

尾崎「昨年2月に開催した『ババアをなめるなよ!』の興行でジャガーさんの戦いぶりを見て、『この人と組みたい』と思ったんです。ババアの中の最高のババアでした(笑)。
あの興行では、45歳以上のレジェンド女子プロレスラーたちが出場して、トーナメント形式で戦ったのですが、ジャガーさんはダンプ松本さんと36年ぶりに対角でリングに上がって大盛り上がり。観客の皆さんからは、優勝した私よりもジャガーさんの戦いぶりが感動したとか、MVPはジャガーさんとか、印象に残ったという声が多かったんです。
改めて試合の録画を見たら、私も涙が出るほど感動して、絶対、この人と一緒に試合がしたいと、お声掛けしたんです」

ジャガー「声かけてもらって嬉しかったです」

――ということは、初めてタッグを組んだのですか?

ジャガー「はい。これまで、存在はお互いに知っていたけれど、絡むことがなかったので、話すこともあまりなかったんです」

――意外ですね。

尾崎「長くかかったけれど、出会うべくして出会いましたね」