「食べ物を他の物に例えるのは御法度やと思ってた」食レポのパイオニア・彦摩呂が名セリフ誕生秘話を明かす

彦摩呂おすすめのお店

彦摩呂 (C)週刊実話Web
――グルメレポーターは、アスリートみたいなところがあるんですね。

彦摩呂「もぐもぐタイムがメインのアスリートですけどね(笑)。デブならではの企画で、例えば電動バイクの充電旅番組やったら、僕だけ早く電力がゼロになって面白いのに、プロデューサーは『歩けんのやったらあかんやんけ』と…。60歳まであと2年ですから、それまでにイケオジ化を頑張りたいと思ってます」

――60歳からのプランは?

彦摩呂「食レポの世界だと、いつか全部いただきましたとメニューを閉じる日が来るのかと思ってたんですが、どんどん新しい食べ物、新しい食材が出てきて。料理もどんどん進化していて、この世界に終わりはないと実感しています。
ですから、自分の体をマイナーチェンジして、イケオジになって階段をサッと上がってお店に行けるようにしたいですね。俳優業としても、しっかり痩せてNHK朝ドラのお父さん役をやってみたいです。デブのお父さんなんてあり得ませんから」

――最後に都内のオススメ店を教えてください。

彦摩呂「まず、四谷の牛タン専門店『たん焼 忍』(新宿区)。ゆでタンをワサビでいただいたり、シチュータン、焼きタン、タンの煮込みも絶品ですよ。次に老舗ですけど新宿の洋食レストラン『アカシア』(同)。ご飯に合うロールキャベツ。おいしいですよ。
ラーメンだと、ミシュラン一つ星を取った『薪焼 銀座おのでら』のシェフが手掛けた『麺 銀座おのでら』(港区)。いわゆる洋風ラーメンなんですけども、あまり洋風にならずに、ラーメンというギリギリのところを押さえながらやってる感じ。トリュフバターが溶け出して、味変が上手に演出されてます」

――聞いてるだけでお腹が減ってきました。
彦摩呂 (C)週刊実話Web

彦摩呂(ひこまろ)

1966年9月15日生まれ。大阪府出身。1988年にアイドルグループ『幕末塾』結成メンバーとしてデビュー。俳優としても活動する傍ら、「海の宝石箱や~」に代表される独特なグルメレポートで大ブレイク。現在もレポーターを筆頭にタレントや俳優として活躍中。