「食べ物を他の物に例えるのは御法度やと思ってた」食レポのパイオニア・彦摩呂が名セリフ誕生秘話を明かす

「満腹中枢が壊れるんですよ」 

彦摩呂 (C)週刊実話Web
――過酷なロケもあるのでは?

彦摩呂「5日間で都内のカレーベスト30を食べ尽くす企画は、2日目から風呂上がりに体中からスパイスの匂いがするようになりました。これがホンマの加齢臭やと(笑)。御当地ラーメンを一気に7軒とか、宇都宮ギョーザも1日10軒歩き食べしたりとか」

――そうなると、健康管理も大変そうですね。

彦摩呂「ロケは順番に放送されるとは限らないから、常にそのお店が1軒目というテンションで食べるクセがついていて、それをやってると、まず満腹中枢(刺激されると満腹感を生じさせる神経)が壊れるんですよ。お腹いっぱいで食べれませんということがなくなる。せやから、仕事終わったら『飯いこか』とか言い出したり。その頃からどんどん太りだして」

――お体は大丈夫なんですか?

彦摩呂「皆さんに心配されるんですがこれがね、つい2週間前に胃や大腸の検査を全部やったんですが、どこも悪くない。2カ月に1回の血液検査でも、血糖値も尿酸値もコレステロール値も異常なし。ただ太っているという(笑)。でも、脂肪を抱えてるから、いつ病気が出ないとも限らない。だから医者は『痩せろ』と」

――『幕末塾』のプロフには体重55キロとありますね。食レポをするようになってから増え、最盛期は135キロあったようですが…。

彦摩呂「2.5人分やがな(笑)。実は膝がね…。街ブラでは、歩くシーンを少なくしてもらってます。階段を上るのも大変なんですよ。内山君や石塚のお兄ちゃんのような“天然デブ”と違い、僕みたいな“養殖デブ”は膝がデブ仕様にできてないんでね」
彦摩呂 (C)週刊実話Web