「M-1優勝したら千鳥の大悟さんに寿司をおごりたい」インディアンスが明かす恩人たちとの交流秘話


インディアンス (C)週刊実話Web
――恩返し的な感じですね。きむさんにもそういう方はいらっしゃいますか? 

きむ「とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんですね。僕が名も無きNSC時代から、ずっとお世話になってます。当時の僕、相当痛いヤツやったんですよ。今もその節ありますけど、久保田さんだけはずーっと誘ってくれて」 

田渕「後輩全員をかわいがる笑い飯の哲夫さんが、嗅覚と初見で(きむのことを)『あいつアカン』と思ったそうです(笑)。トガってたと言うとカッコいいんですが、勘違いされやすいというか。平気で『そんなウケるかって思うほどウケてましたね』とか『売れてるみたいな服着てますね』とか言うんですよ(笑)」 

きむ「自分の中では『めっちゃおしゃれ』よりも上級の褒め言葉のつもりなんですけど…。ともあれ久保田さんがいなかったら、僕は芸人を続けられなかったと思います。なのでM-1優勝できたら、とろサーモンさんをゲストに呼びたいですね。僕の中では“最後のカード”やと思ってて。バトルライブでも楽しいでしょうね」 

M-1にこだわる芸人が減っている 

田渕「僕は千鳥の大悟さんに寿司をおごりたいですね。もう何百万もおごってもらってるんで。『田渕が? わしに? 寿司?』と言いつつも、来てくれると思うんで。あの世代の先輩の皆さんには、めっちゃお世話になってますから」 

――では、最後にM-1の抱負をお願いします。 

田渕「同世代では、M-1にこだわる芸人が減ってきてるんですけどね。やっぱり勝負ネタ作って舞台にかけてって大変ですから。やり切ったって言ってしまうのはラクなんですけど、僕は出てるうちは言いたくないんです。それに、みんながボコボコとウケて『さすが決勝やな』って言われるような大会で優勝したら、価値あるじゃないですか。語り継がれたいわー(笑)」 

きむ「最終決戦で名札がめくれてる時点で泣きますよ。過去まだ1枚しかめくれてないからね。もう2~3枚めくれたら」 

インディアンス (C)週刊実話Web

インディアンス(左・田渕章裕、右・きむ)

2010年にコンビ結成。16年に活動拠点を東京に移す。数々の賞レースで実績を残しており、2019~21年の「M-1グランプリ」では3年連続で決勝進出。