史上最年少“小泉進次郎首相”誕生へ 自民党総裁選出馬に向けて菅義偉&森喜朗「元首相コンビ」が暗躍

岸田派議員が皮肉な動き

総裁選における状況が圧倒的に不利となる中、岸田首相の焦りがピークに達していることはその動きにも見て取れる。

率先して派閥の解散を決めたはずの岸田派が、ここにきて結束を取り戻したように皮肉な動向を見せているからだ。

林芳正官房長官や根本匠元厚生労働相、小野寺五典元防衛相ら岸田派の議員約20人は7月30日夜、衆院の赤坂議員宿舎で会合を開き、岸田首相再選に向けて支援することを確認した。

しかも、この方針を会合の最中に岸田首相本人に電話で伝えたというのである。

「こうした動きを他派閥は冷ややかに見ており、安倍派のある議員などは『岸田首相が恥も外聞もなく派閥に頼ろうとするのは哀れとしか言いようがない』と漏らしているほど」(自民党議員)

現在、岸田首相は地方視察を積極的に行い、世間の関心を引くのに躍起となっているが、あまりニュースにはなっていない。

何とも哀れな日本のリーダーの姿ではないか。