史上最年少“小泉進次郎首相”誕生へ 自民党総裁選出馬に向けて菅義偉&森喜朗「元首相コンビ」が暗躍

「ポスト岸田」候補としても存在感が増した齋藤健氏

「進次郎氏は政策面が弱いので、政策通を官房長官に据え支える必要がある。菅氏からの信頼が厚い加藤勝信元官房長官の再登板も可能性としてはありますが、それでは新鮮味がない。菅氏の最新構想は、元経産官僚で幅広く政策を語れる経済産業相の齋藤健氏起用だと伝わっているのです」(政治担当の論説委員)

齋藤氏はかつて旧石破派である水月会に所属。今では石破氏と距離を置いているが、官房長官になれるのであれば、石破氏と共に進次郎氏の脇を固めることも厭わないとの見方は強い。

齋藤氏はここにきて「ポスト岸田」候補としても存在感を増しており、菅氏は同氏を手駒としたい意向だ。

ちなみに、現在43歳の進次郎氏が首相就任となれば、44歳の伊藤博文を抜き歴代最年少首相となる。そんな中、焦りの色を隠せないのが岸田首相。岸田政権を名実共に支えているのは麻生副総裁だが、森氏も陰に陽に支えてきた経緯がある。

その森氏が進次郎氏支援に乗り出すとなれば、岸田首相再選の芽はますます低くなることが確実だからだ。

「森氏が岸田首相を支持しようとしないのは当然です。安倍派を解散に追い込んだのは岸田氏であり、森氏はそれを許していない。岸田首相は裏金事件について森氏に事情聴取したと語っていたが、月刊誌のインタビューで森氏は岸田首相には電話で体調を聞かれただけで、裏金事件については聞かれていないと暴露した。岸田首相はもはや万事休すの状態です」(消息筋)