石破茂氏が“女性がらみの急所”を官邸に握られた!? 岸田首相「続投」悪夢のシナリオ



「この人だけは首相にしてはいけない」

このままでは石破氏は、麻生氏とキングメーカーの地位を争う菅義偉前首相を頼らざるを得ないが、その菅氏はいまだ態度を決めかねている。

「石破支援に出るとみられていた菅氏は現在、自身の内閣で閣僚を務めた小泉進次郎元環境相か、加藤勝信元官房長官を推せないか模索している」(菅氏に近い無派閥議員)

原因は、亡くなった安倍晋三元首相の“遺言”だという。

「安倍氏は、事あるごとに『石破さんは裏切るし、最後は困難から逃げる。この人だけは首相にしてはいけない』と話していた。それが心に引っかかっているらしいのです」(同)

無派閥議員に影響力があるとされ、党内外からも注目される菅氏だが、実勢は「30人ほど」(自民党関係者)。

岸田首相陣営は「この票が石破サイドに流れないなら、決選投票での勝利はおぼつかない」とみて、自らの陣営の票の上積みにまい進しているのである。

前出の政府関係者は“不穏な情報”も口にする。

「詳細は不明ですが、都内に住む女性絡みで『官邸が石破氏の急所を握っている』との情報もある。さらに『石破政権はできたとしても基盤が脆弱で、何か問題が生じれば一気に揺らぎ、短命政権に終わりかねない』との評判も、依然絶えない状態です」

ちなみに、他の「ポスト岸田」候補も、総裁選に向けた準備状況は似たり寄ったり。

前述の高市氏は保守系以外に支援の輪が広がらず、上川氏と河野太郎デジタル相は失速中。加藤氏は茂木氏と同じくらい世論調査の数字が悪く、小泉氏や小林氏が経験不足なのも明らかだ。