「イスラエルをネタにしてディスったら…」ウーマンラッシュアワー・村本大輔は米国でも絶賛炎上中

映画は僕を美化しすぎ 

村本大輔 (C)週刊実話Web
――村本さんに密着した映画『アイアム・ア・コメディアン』についてお聞きします。3年にも及ぶ撮影、私生活の奥深くまでさらけ出されるドキュメンタリーの主役というのは、どういう気分でした?

村本「しつこいなとか、どんだけついてくんねんとか、ここは撮らへんのかとか、初めはイラ立ちもあったんですけど、日向史有監督とは同い年ということもあって、そのうちストレスはなくなりましたね。ただ、ちょっと僕を美化しすぎ(笑)」

――映画は、テレビに居場所を失った村本さんがライブに活路を見出すところから始まり、やがてコロナ禍でステージにも立てなくなる「どん底の3年間」を描いています。その間、どういう精神状態だったんですか?

村本「僕にとってライブは、誰の制限も受けずに自由な表現を追求できる唯一の場所。それ以外には何も拠り所がなかった。だから、本当に自分が“無”になったような気分でした」

――終盤に浮き彫りになる心の葛藤が、今となってみれば現在の挑戦者としての生き方へとつながるイントロになっていたようにも感じられます。ご自身は、どんなところを見てもらいたいと?

村本「映画の村本大輔がどこまで本当の姿なのか、正直、自分には分かりません。それでも、なんと思われようと見てもらえれば感謝しかないですし、それをきっかけに、ぜひライブにも足を運んでもらえれば。
ただ、『アイアム・ア・コメディアン』というタイトルに相応しい芸人は他にいないのか? そこが気になるところですね」

(取材・文/木村光一、企画・撮影/丸山剛史)

『アイアム・ア・コメディアン』
全国の劇場で公開中
監督:日向史有
出演:村本大輔、中川パラダイス
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村本大輔 (C)週刊実話Web

村本大輔

1980年生まれ。福井県おおい町出身。2008年、中川パラダイスとお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」結成。13年『THE MANZAI』優勝。その後はメディアに引っ張りだことなるが、発言を制限されるテレビからライブ活動へ軸足を移した。24年2月よりニューヨークへ移住。