「イスラエルをネタにしてディスったら…」ウーマンラッシュアワー・村本大輔は米国でも絶賛炎上中

プラダを着てスベる恐怖 

村本大輔 (C)週刊実話Web
――逆に評価の厳しいニューヨークの客にウケたときは、どんな心持ちでした?

村本「最初は何か変だなって。だって、チャットGPTで作った英語のネタだから。ウケればウケるほど、自分じゃない自分が高く上がって行く感じがして。でも、途中から気持ちが入って自分が一つになったんです。
あとからそのライブに来てくれた日本人のお客さんに『通常、日本人は英語と日本語だとしゃべり方が変わるのに、村本さんは日本語と英語のネタのしゃべりが全く同じだ』と指摘されて。たしかに下手くそな英語でも、それが自分の言葉になっている感覚があったときは反応が違ったんです。
他の芸人たちからも、『アメイジング! 言葉も発音もめちゃくちゃなのに“間”が最高! お前、日本でどれだけコメディアンやってたんだよ』って。 僕が何者なのか知らない彼らにも、なんばグランド花月で20年鍛えられた芸の力が伝わったんですよ」 

村本大輔 (C)週刊実話Web
――日本でのキャリアを捨てたことに後悔は? 

村本「ないです。次に何を得られるんだろうっていうワクワクのほうが強いんで。ただ、アメリカ人の『真面目なだけで面白くもなんともないアジア人』っていう偏見を覆すのは大変。 しかも、全く英語がしゃべれない日本人だと分かったときのスーッと引いてく感じ! 僕は成功者のブランドであるプラダを着てるから、なおさらスベると惨めなんですよ。 
というのも僕は週1回、優勝者が全員の参加費を総取りできるバトルライブにエントリーして毎回3位以内に入ってるんですけど、他の20歳かそこらの芸人たちは服も靴もボロボロ。中には元娼婦で成り上がるために芸人になった黒人の女の子もいる。 
みんな、ここから這い上がっていつかビリオンダラー(10億ドル)稼いでやるんだって、ギラギラしててカッコイイんですよ。打ち上げの飲み会でも芸人同士、金がないから水を飲みながら熱く語り合ってる。 
そういうのを見るとグッときて、『いいから飲めよ』っておごっちゃう。自分だって円安でものすごい勢いで貯金を取り崩してる無職のくせにね。もう最悪ですよ(笑)」