小泉進次郎氏もライバル視

ちなみに、その岸田首相は党内から退陣論が相次いでいるものの、持ち前の鈍感力を発揮し、「総裁選に出馬する気は満々」（首相側近）だという。

首相が、5月利用分で取りやめたばかりの電気・ガス料金の補助を8～10月分に限って再開することを表明したのが何よりの証拠で、要は総裁選をにらんだ“バラマキ政策”なのである。

「ただ、それでも支持率が好転するとは考えにくく、麻生氏が岸田首相を見限って、小林氏を擁立することも大いに考えられる。最終的に主流派、非主流派のどちらが担ぐことになるかはまだ見えてこないが、事態が流動化し、主流派、非主流派の双方から支持を得て、小林氏が勝ち上がることも夢物語ではない」（自民党関係者）

やる気満々の岸田首相や石破元幹事長も、出馬に前向きになってきた小泉氏も、焦りをにじませ始めているというダークホースの追い上げ。

特に小泉氏は、小林氏を強烈にライバル視し始めているという。

果たして、勝利の女神は誰に微笑むのか。