バウアー「楽天入り」の可能性 スーパー助っ人NPB復帰の“キーマン”が仕掛けるウルトラCの秘策

トレバー・バウアー(インスタグラムより)
シーズン中の移籍期限が7月31日に迫り、各球団の補強トレードが本格化している。今季のトレンドは「独立リーグからの選手調達」だ。

ヤクルトが、火の国サラマンダーズ(熊本)から元オリックスの中川拓真捕手を獲得すれば、ロッテは茨城アストロプラネッツ(以下、茨城)からキューバ出身のアンディ・マーティン外野手を獲得。新規参入した、くふうハヤテベンチャーズ静岡も、昨春のWBCで活躍したオランダ代表フランクリン・バングルプ投手を獲得した。

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NPBに二軍専門の球団が2チーム加わり、独立リーグの各チームのなりわいは「セパ12球団への選手供給」に特化している。

「NPB球団間のトレードと違い、独立リーグが相手なら育成済みの選手を金銭で獲得できる。その延長線上で、メキシコからとんでもない物件が飛び込んできた。昨季、横浜DeNAで10勝した元サイ・ヤング賞投手のトレバー・バウアーです」(在京球団の編成担当)

このスーパー助っ人のNPB復帰の鍵を握るのが独立リーグ、茨城の色川冬馬GM(34)だ。

実は、バウアーと色川氏は特別な信頼関係にあるという。その背景を読み解くために、まずは色川氏の経歴を紹介する。