NHK女子アナ“次期エース候補”は3人 現エース不在、パリ五輪キャスター抜擢で絞られた次期看板

「現エースたちがそれぞれ事情を抱えているため、“次”を作ろうという魂胆なのでしょう」(女子アナライター)

NHKは7月にフランス・パリで行われるオリンピックとパラリンピック(8月28日開幕)の主なMCを明らかにした。

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7月26日のオリンピック開会式でキャスターを務めるのは、中山果奈アナに決まった。

「彼女は現在、月~木曜の正午のニュースを担当する昼の顔。着実に知名度を伸ばしてきた中での大抜擢となりました」(前出・女子アナライター)

これまでNHKは五輪の開会式に“その時のエース”を起用してきた。

“ポスト和久田・桑子”の座を射止めるのは?

「2021年の夏季・東京大会には和久田麻由子アナ、2018年の冬季・平昌大会は桑子真帆アナ。今回はそれぞれ家庭の事情があるので、期待も込めて、中山アナに白羽の矢が立ったのでしょう」(同・ライター)

広島県出身で東大卒の中山アナは、NHKに入っていなかったら金融業界に身を投じていたという。

「実際に超一流企業から内定をもらっていたそうです。落ちてもともと、思い出づくりにNHKを受けたら合格してしまったそうです。生真面目で几帳面な性格。ニュース原稿の読み方、アクセントも完璧です。噛んだり、トチったところも見たことがありません」(同)

年齢は非公表となっているが、入局年から推測するに現在32~33歳と思われる。

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そんなエース候補の筆頭に躍り出た中山アナは、松江→広島放送局などを経て2019年、東京アナウンス室勤務となり、『首都圏ネットワーク』などをはじめ、報道番組を中心に活躍してきた。

「危機管理能力も抜群です。突如、入ってきたニュースにも対処できる。安倍元首相銃撃事件の際も、落ち着いた表情・声のトーンで伝えました」(同)

また、今年元日の能登半島地震発生時には、緊迫感のある口調で地域住民に避難を呼びかけ、大きな話題となった。

中山アナに求められる対応力

「声が上ずったり、裏返ったりすることもなく、大したものでした。肝が据わっている女性だなと思いました」(芸能ライター・小松立志氏)

今回、パリ大会の開会式は、夏季五輪史上初めてスタジアム外のセーヌ川沿いで行われる。

「当日はどんなハプニングが起きるか分かりません。いざというときの対応力を持ち合わせている彼女の強味だと思います」(前出・小松氏)

欠点は皆無?

「ガードは堅そうですね。“開かずの踏切”みたいに、いつも閉じている感じがします。結婚情報もありません」(同)

そして閉会式を担当するのは、『サンデースポーツ』などでおなじみの中川安奈アナ。インスタグラムのフォロワー数が6万人を超える“隠れ人気女子アナ”だ。

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彼女は今回の起用に、「私で大丈夫かな? と不安な気持ちがありました」とコメント。

また発表会見では、「国旗を見て、すぐに国名を言えるようにしたいです。(国旗を)自宅の壁に貼って予習しようと思います」と決意を述べていた。

「注目してほしいのは、そのビジュアルです。画面に登場しただけで、“ノリノリ”で話題になると思います」(前出・女子アナライター)

中川アナは慶応大学法学部政治学科卒。生まれは東京だが、親の仕事の都合で、フィンランドに4年、プエルトリコにも4年住んでいたという国際派で、米国スタンフォード大学への短期留学経験もあるようだ。入局後は秋田→広島放送局を経て東京へ。

「学生時代、『テレビ朝日アスク』に通い、BS朝日の『News  Access』でキャスターをやっていた経験があり、場慣れしています」(同・ライター)

国際派の中川アナにも期待

中川アナは、慶大在学中の2015年にミス慶応コンテストでファイナリストになっている。

ゼミでは「日本のメディアの社会問題の伝え方」や「各テレビ・新聞の伝え方の違い」について研究していたという。英語・スペイン語はペラペラで、スポーツもダンス、水泳が得意。

「好物は豚の角煮で、リフレッシュ方法は、音楽を聴きながら愛犬と散歩だそうです。特技は、鹿のように耳を動かせること」(同)

中川アナは、件の会見で、「タイプとしてはラテン系でお祭り好き。視聴者の皆さんと余韻を楽しみながら、映像や音声では伝わりきらない部分を補足してお届けできれば」と抱負を述べた。

パラリンピックの開閉会式における局側からのMC起用通達に思わず、「本当に私ですか?」と聞き直したのは松本真季アナだ。

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「北海道・札幌放送局所属から、史上最年少の4年目で抜擢されました。通達後、彼女は数週間信じられなかったといいます」(前出・女子アナライター)

現在、『おはよう北海道』のキャスターを担当。会見では、「私に務まるのかという思いもあるんですけど、せっかく頂いた機会。アスリートやスポーツの魅力をお伝えできたら」とコメントした。

カワイすぎると話題になった松本アナ

大阪・今宮戎神社の“福娘”の経歴を持つ松本アナは、入局1年目で“カワイすぎる”と、SNSで話題に。愛称は“マッキー”もしくは“まつもっちゃん”。

「初任地は岡山で、この4月から札幌へ赴任となりました。すでにファンクラブがあるようです。ちなみに、初任地が岡山は、和久田アナと同じです。エースになる予感がします」(前出・女子アナライター)

エースの座をめぐる戦いは、すでに始まっている。