(画像)Steve Cukrov/Shutterstock
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大谷翔平、打ち崩せるか違法賭博 乗り越えなければならない「疑惑の目」と「差別の壁」


「アメリカは差別大国ですからね。MLBでは黒人やアジア系選手に対する差別が露骨にあって、大なり小なり大谷もこの差別にさらされてきました。日本人メジャーリーガー経験者で例外はありませんよ。今回のスキャンダルは格好の攻撃材料を与えることになってしまった」(特派記者)


それでも、これまでの大谷は結果を出すことで差別感情をねじ伏せてきた。


ストライクゾーンをめぐる不利な判定はMLBの悪しき差別の1つだが、大谷は何事もなく受け流し、審判に対して感情を露わにすることはほとんどなかった。


「野茂英雄をはじめ、イチロー、松井秀喜といった先達からメジャーの差別に関するアドバイスもあったようです」(前出・E氏)

やはり真美子夫人の存在がプラスに

囲み会見でも必ず通訳の水原容疑者を通じ、自分では英語をしゃべらない姿勢もアメリカ人記者から反感を買っていたが、これも微妙なニュアンスで揚げ足を取られないよう、あえて危険回避の意図でそうしていたのだろう。

いずれにしても、差別意識に根差したアメリカでの大谷批判はこの先も簡単に消えることはない。それでも大谷ならすべてを吹き飛ばす活躍をしてくれるはずだ。


幸い、今季から移籍したドジャースはアジア人選手に理解があり差別も少ないため、野球に打ち込める環境は整っている。


また、ドジャースキャンプ中の2月29日に電撃結婚を発表した真美子夫人(27、旧姓・田中)の存在も必ずプラスになる。


野茂英雄は「ドジャースなら翔平はさらに大化けする」と断言していた。今季は打撃タイトルを総ナメしてワールドシリーズを制覇、そして来季は、投手・打者として〝二刀流世界一〟を成し遂げて欲しい。