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レッドブル「プロ野球参戦」へ 千葉ロッテと連携でバウアー獲得に乗り出す

Picturesque Japan
(画像)Picturesque Japan/Shutterstock 

世界170カ国以上でエナジードリンクを販売し、トップシェアを誇る『レッドブル』。自動車レース・F1と欧米リーグのサッカーを中心にスポーツを通じた宣伝活動を続けるが、一部スポーツ紙がJリーグ参入に動いていると報じた。

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大手広告代理店のスポーツ担当者によれば、レッドブルは日本のJリーグばかりでなく、プロ野球参入の準備も進めているという。

「Jリーグの方は、今季J3に転落した大宮アルディージャの買収でほぼ固まっている。プロ野球は千葉ロッテが有力です。外国企業のため球団買収は難しいが、49%以下の球団株取得やメインスポンサーにはなれる。千葉ロッテとは長く友好関係にあり、ファンも資金力のあるレッドブルの経営参加を期待している」

レッドブルが注目するプロ野球

レッドブルは2003年から「空のF1」の異名を持つ小型プロペラ機の世界レース『レッドブル・エアレース世界選手権』を各国で開催。15年からは千葉大会も組み込まれた。会場は幕張海浜公園のZOZOマリンスタジアムの目の前の海。レースを盛り上げるため同スタジアムでもさまざまなイベントを開き、ロッテと連携して千葉を世界にアピールした。

エアレースは、ホンダとコンビを組むF1に注力するため、19年シーズンが最後に。日本での新たなイベント展開を模索していたが、それがJリーグであり、プロ野球参入というわけだ。

この急激な流れの中で浮上したのが、20年サイ・ヤング賞(MLB年間最優秀投手)のトレバー・バウアーのロッテ入りだ。吉井理人監督にとっては優勝の切り札に、昨夏のオールスターでバウアーからナックルボールとカットボールを教わった佐々木朗希は、リアル教本を仰望している。