(画像)Picturesque Japan/Shutterstock 
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レッドブル「プロ野球参戦」へ 千葉ロッテと連携でバウアー獲得に乗り出す

注目を集めるバウアーの去就

そのバウアーは、エンゼルスの球団施設で自主練習を続けている。自身のYouTubeで存在をアピールしているが、エ軍も含め、MLB球団と契約を結んだという報道はない。

昨季は3月14日にDeNAと電撃的1年契約(年俸約4億円)し、19試合に登板して10勝4敗、防御率2.76。2度の月間MVPに輝いた。


三浦大輔監督は当然強く慰留したが、メジャー復帰の思いが強く、自由契約で帰国。ところが、読みが甘かった。ドジャース時代の女性に対する暴行疑惑(21年)、それに伴う1年間の出場停止処分が響き、この時期になってもMLBからのオファーはない。


米紙によれば、「MLB最低年俸の74万ドル(約1億1000万円)プラス出来高でも(オファーを)受ける」と〝バーゲンセール〟を展開中だというが、名乗りを上げる球団はない。そこで日本球界への再復帰。受け皿は『レッドブル(千葉ロッテ)マリーンズ』だ。


そもそも外国企業が日本のプロ野球球団を買収することは法的には可能だ。ただ、困難にしているのがNPBの規則。〝オーナー会議で全12球団の承認を得る必要がある〟とされているからだ。


オーナー会議が外資の球団経営に否定的なのは、理由がある。13年に西武ホールディングスがサーベラス(米投資会社)に株を買い占められた際、株主提案で「不採算部門の球団売却」を提案され、この一件がトラウマとなった。