(画像)Picturesque Japan/Shutterstock 
(画像)Picturesque Japan/Shutterstock 

レッドブル「プロ野球参戦」へ 千葉ロッテと連携でバウアー獲得に乗り出す

バウアーの移籍条件をクリアできるか

バウアーの移籍条件は3つ。(1)優勝を狙える(2)個人タイトルを狙わせてくれる(3)多くのファンを喜ばせられるか(自身のYouTube配信)。ロッテは直近4シーズンで2位が3回、ファンの熱気はトップクラス。吉井監督は現役引退後、筑波大学大学院でスポーツマネジメントを学び、名門カリフォルニア大学ロサンゼルス校出身のバウアーと価値観を共有する。球団も練習や試合のYouTubeのアップを認める方針で、すべての条件をクリア。

問題は「1年10億円」が必要とされるバウアーの年俸。NPBでその金額を用意できるチームは、ソフトバンクと巨人、山本由伸の譲渡金でドジャースから72億円が入ったオリックスに限られる。


一方、ロッテの23年度の球団総年俸は26億5690万円(12球団中11位)。個人の年俸も益田直也投手など2選手の2億円が最高。厳しい現実を考えれば手の届かない助っ人だが、レッドブルマネーが入れば可能となる。開幕から優勝争いをし、バレンタイン監督時代の05年以来の優勝となれば、日本中でエナジードリンクが爆売れし客席も満パイ。費用対効果は大きい。


「それより何よりバウアーが加われば、看板投手・佐々木の士気が上がり、この先、2ケタ勝利は確実。そうなれば、ポスティングシステムでのMLB転身の道が開け、球団にはがっぽり譲渡金が入る。すべてが好循環」(スポーツ紙記者)