
芸能人の薬物乱用は1970年代ごろからメディアを通じて報じられ、世間を騒がせるようになった。
まず、70年に俳優やコメディアンなど数名が事情聴取を受け、その中でミュージシャンのAが大麻取締法違反で逮捕された。77年には俳優のBが覚せい剤取締法違反で逮捕され、ミュージシャンCやDの大麻取締法違反事件では、芋づる式に60人以上のタレントが検挙や事情聴取を受ける事態に発展したのである。
特に、9月に逮捕されたEのケースは世間でも注目を集めた。
「当時、歌手として数々のヒット曲を飛ばし、タレントとしても人気が高かったEが大麻使用を認めたことに、世間は過敏に反応。Eは起訴猶予となったものの、出演予定番組はすべて降板し、テレビCMも一切が打ち切りとなったんです。しかも、芸能活動再開の際にも、謝罪と復帰についての特番がテレビで放送されるほどの騒ぎとなりました」(芸能記者)
「もうパンツは穿かない」
この頃から、芸能界の薬物汚染に対する市民の〝処罰感情〟が高まったが、その後も逮捕者は後を絶たなかった。
最も人々の記憶に残っているのは、78年にアヘン所持で書類送検され、90年に麻薬密輸事件を起こした俳優の勝新太郎だろう。
「ハワイのホノルル空港で、パンツの中にマリファナとコカインを隠し持っていたところを、アメリカ当局に麻薬密輸の容疑で現行犯逮捕されたんです。このとき勝は、『見知らぬ人から預かった』などと言い訳を続け、『もうパンツは穿かない』という名言を残しています」(同・記者)
80年代には、歌手の清水健太郎が大麻取締法違反で逮捕され、ミュージシャンの尾崎豊も覚せい剤の所持と使用によって逮捕されている。清水は、その後も薬物事件を繰り返し引き起こし、〝レジェンド〟となった。
酒井法子やASKA、沢尻エリカらによるスキャンダルは記憶に新しいところだが、現在も芸能界と薬物は切っても切れない関係にあることを証明したと言える。
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