1995年6月、アイドル歌手として活躍していた田村英里子が、イベント出演のために前乗りして宿泊した愛知・豊橋市内のホテルの部屋で、合い鍵を使ったホテル従業員に侵入された。
「気丈にも田村は、事件から数時間後のイベントに出演しましたが、1曲目を歌い終えたあとに、突然、泣き出し、ステージから降りてしまった。その後のスケジュールもキャンセルされ、大騒動に発展したんです」(アイドルライター)
岡田奈々同様、田村もこのとき「性的暴行を受けていたんじゃないか」と噂されるようになり、人気に陰りが…。なんとか復帰を果たしたものの、翌年にもバカンスで訪れた米国・マイアミのホテルで男2人に侵入されるなど、災難が続いた。
幼少期をドイツで過ごした帰国子女
茨城県出身の田村は、父の仕事のため幼少期をドイツで過ごした帰国子女。日本で受けたオーディションをきっかけに、映画『花の降る午後』で女優デビューを果たした後、アイドル歌手としても絶大な人気を誇った。
NHK大河ドラマ『秀吉』にも出演。細川ガラシャ役で注目される一方、〝半ケツ〟写真集で「清純派」の殻を破るなど、トップアイドルとして君臨したが、2000年からはアメリカに活動の拠点を移している。
「07年には、ウェブ上に本名と生年月日を公開されたことが、『ファンの自宅襲撃を招く』として映画情報サイトを訴えています。2度の〝暴漢侵入事件〟がトラウマになり、長く襲撃の恐怖に苦しんでいる様子がうかがえましたね」(同・アイドルライター)
やはりエリリンは、あのとき…。