仁徳天皇陵はただの小山、ボートレースも大荒れの一日【漢の旅 大阪府岸住之江市(2)】

ボートレース住之江

『週刊実話 ザ・タブー』で連載中の藤木TDC氏による「漢(オヤジ)の旅」は、全国の公営ギャンブルをめぐる月一のディープツアーガイド。今回は、大阪府ボートレース住之江に突撃だ!(2回中の2 回)

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レンタルサイクルで挑む大仙古墳 

翌朝。ナイター開催なので、夕方まですることがない。しかし堺には世界遺産の百舌鳥・古市古墳群がある。その中心が仁徳天皇陵(大仙古墳)。世界最大の墳墓である。そこに行ってみよう。

ありがたいことに激安ビジホに宿泊客無料のレンタサイクルがあった。観光案内所のレンタサイクルは有料で1日500円。この段階で本日は早くも配当500円分の勝利だ。

しかし堺市は広く、古墳は遠かった。暑い中、ヒーコラ自転車をこいでようやく目的の天皇陵に着くと、地上から見るに、それは住宅街隣接のただの「森」。前方部中央の拝所には立派な鳥居もあるが、彼方に見えるのは樹木のみ。隣の大仙公園(ここにも大小の古墳が点在)から気球を上げて客を乗せ、空中から陵墓の全体像を見られるイベントが最近始まった。

しかし料金が大人4000円と、ドケチには無理な価格だ。立ち飲み屋で2軒飲めるだろ! チャリで周回しても仁徳天皇陵はあまりに大きく広く、陪塚(天皇陵周囲にある近親・重臣の小型古墳)を見るだけでも大変だ。

すぐ隣りにある履中天皇陵ですら、後円の先端を望む展望スポットのみで周回する体力なし。東側のいたすけ、御廟山、ニサンザイ古墳など巨大古墳まで足を伸ばすのは還暦すぎのジジイに半日では無理だった。

おそるべき広大な世界遺産。これから行ってみようという人は、自転車でも大変だったんだから、徒歩で回ろうなどと考えないほうがいい。
 
最後に堺東駅にある堺市役所に寄り、22階の展望室から陵を眺める。これもただの小山にしか見えない。墳墓が作られたのは6世紀ごろ。時の流れは権力者の墓所さえも自然に帰すのだ。

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