マリエ、震災直後の炎上から枕営業告発までの13年 今はパリ発デザイナーに【スター失言史第10回】

大きな“転機”だった
芸能人や著名人の何気ない一言が、時に世間を揺るがし、築き上げてきたキャリアやイメージを大きく変えてしまうことがある。彼らはどんな代償を払い、いかにしてその窮地を乗り越えたのか。本シリーズでは、世間を騒がせた「失言」と社会的反響、本人たちのその後の歩みまでを振り返る。

セレブお嬢様タレントの人気

ハーフの「セレブお嬢様タレント」として、数々のバラエティー番組で人気を博していたマリエは、父親のライフスタイルを背景にした圧倒的なセレブ感と、大物芸能人にも物怖じない生意気キャラクターでお茶の間の人気を得ていた。

しかし、彼女のタレント活動は、2011年に自ら発信したSNSでの発言によって、大きな転換期を迎えることになる。

震災直後、SNSでの暴言

最初の大きな失言は、日本中が深い悲しみと混乱に包まれていた2011年3月の東日本大震災の直後だった。多くの芸能人が義援金を送り、支援を呼びかけるなか、マリエは自身のツイッター(現X)に、信じがたい暴言を投稿した。

「くだらね、世の中チャリティ産業かょ!?」

「こっちはいろんなところから募金です金くださいってれんらくがたえなくってこまってんだよ!」

被災地や周囲への配慮を欠いたその発言は瞬く間に大炎上し、当時、彼女は「セレブのわがまま」として許されていたキャラクターの境界線を完全に踏み越え、世間から「他人の痛みがわからない傲慢なタレント」として強い非難を浴びることとなった。

スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「震災直後の非常にデリケートな時期だっただけに、この発言の影響は致命的でありました。レギュラー番組への抗議が殺到し、スポンサー企業も撤退。彼女はすべてのレギュラーを降板し、事実上メディアから離れてニューヨークへ留学することとなった。投稿一つで、それまでの国内での居場所を失う結果となったのです」

【関連】昭和の失言、令和のセクハラ炎上を乗り越えた田原俊彦“不屈”のエンターテイメント【スター失言史第9回】