「サンマ最少不漁」1匹600円の高級魚に…値上げの秋が食卓を直撃

サンマ…価格もしょっぱいか?

「昨年は久しぶりにサンマが豊漁で、安く食べられました。今年も丸々太り脂がのったサンマが手に入ると思っていたら、一転、過去最少の不漁予想。市場に出回るサンマは全体的に小ぶりな上、高値。庶民は簡単に買えませんよ」(フードライター)

推定分布量42万トンは過去最低水準

水産庁によると、日本近海に2026年来遊する可能性があるサンマの推定分布量は、昨年に比べて6割以上少ない約42万トン。この数字は’03年の調査開始以来、最低水準だという。

東京・中央区で鮮魚を扱う日本料理店の店主は「豊洲市場に行ったら、大半が小ぶりで脂がのっていない。脂がのった大きなサンマは1匹1000円。高すぎて店に出せませんよ。去年の豊漁は何だったんでしょうね」と溜息をつく。

棒受け網漁、水揚げ量は昨年の4分の1

サンマの漁獲量は海の環境に大きく左右される。特に重要なのが親潮という冷たい潮流。サンマは冷たい水を好む魚なので、親潮の勢力が強い年に日本近海に多く来遊する。

「昨年はサンマが豊漁になる条件がそろっていた。国内水揚げ量は約6.5万トンで、’24年の約1.7倍。スーパーなどでは1匹100円の安さで販売されたほど」(前出・フードライター)

では、今年はどうか。

「8月中旬から始まったサンマの棒受け網漁。漁獲量で16年連続全国1位を誇る北海道根室市の花咲港では、昨年のわずか4分の1に留まっている。都内の鮮魚店ではサンマ1匹600円と高級魚の仲間入り。宮城県気仙沼市の魚市場では1キロ当たりのサンマの平均価格は1261円と昨年の3倍を超える価格で取引されていた」(情報センター関係者)

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