【NPB16球団構想】四国新幹線事業化で「15番目の球団」高松市が最有力に…沖縄とあわせ空白エリア解消へ

レクザムスタジアム(香川県営野球場)

NPBの「16球団拡大」構想で、「15番目の球団」の候補地に香川県・高松市が確実視されている。決め手は四国4県の県庁所在地を結ぶ「四国新幹線」整備計画。ついにプロ野球の"空白エリア"が解消されるのか!?

「四国にNPB新球団」構想は、これまで何度も浮上してきたが、立ちはだかったのが交通アクセスの悪さと商圏規模。それが「四国新幹線」建設が具体化し、一気に解決した。

「香川県・高松市が15番目の球団に内定」

9月に入り球界関係者の間では、こんな声が出ているのだ。

四国新幹線が拓く交通インフラと「町中華的スタジアム」構想

国土交通省は8月7日、四国4県や地元の経済団体が働きかけていたフル規格の「四国新幹線」計画について、駅の位置・規模、ルート案などを調査する事業者の公募を始めた。

四国新幹線は1973年に、全国新幹線整備法による基本計画路線に位置づけられたが、着工を前提とした「整備計画路線」に格上げされないまま半世紀が経過している。それが今回、高市早苗政権が四国全体を地域振興の重点地域とし、初めて国の公式テーブルについた。調査の対象は、岡山から瀬戸大橋を渡り四国4県の県庁所在地を結ぶルート。

「高松―松山」間は現在の2時間22分から42分、「高松―高知」間は2時間12分から36分、「高松―徳島」間は58分から19分に短縮。四国4県の県都が1時間以内で結ばれ、新たな生活・経済圏となる。

これに伴い、大きく前進したのが、NPBの「16球団構想」だ。

2024年シーズンからファーム(二軍)リーグにハヤテベンチャーズ静岡とオイシックス新潟が参加したが、15番目、16番目の球団は決まっていない。経営母体や立地面のハードルが高いためだ。

そんな中、"当確ランプ"が点灯したのが、四国エリアだ。今回の新幹線整備計画の大きな前進が決め手となった。四国4県には独立リーグの四国アイランドリーグPlusがあり、香川オリーブガイナーズ、徳島インディゴソックス、愛媛マンダリンパイレーツ、高知ファイティングドッグスが活動している。

その中から15番目のNPB球団が誕生するのは確実。中でも最有力なのは、高松市の香川オリーブガイナーズという。

「高松は四国の玄関口で、新幹線を営業する予定のJR四国の本社所在都市。新球団は香川オリーブガイナーズの単体ではなく、四国4チームの母体という位置付けです。スポンサーは四国4県となり、試合、キャンプ、イベントも各地で行う」(地元メディア記者)

さらに、ここにきて新たな球場建設の動きも進んでいる。

高松市の名物は、JR高松駅から徒歩5分圏内にある日本一長いアーケード商店街だ。8つの商店街で構成され、東西南北に交錯する形で総延長2.7キロ。飲食店やデパート、高級ブティックなど総店舗数は約1000軒。その一角にスタジアムを建設する計画という。

「北海道日本ハムや横浜DeNA、巨人、ヤクルトが取り組む商業ビルやホテルと一体化した高級レストラン的なボールパーク建設とは対極で、こちらは"町中華的スタジアム"がコンセプト。新幹線の開通には早くて数年から10年ほどかかることも予想され、新球団も当面はファームリーグでの参加となる。正規参入には数年かかり、この間に新球場建設も同時進行で進める計画です」(高松市の経済団体首脳)

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