高市政権に飛び火か!? 福岡「上納金」騒動の裏に麻生太郎VS武田良太“10年戦争”

ようやく議員辞職したものの…

議長・副議長ポストなどを巡る“カツアゲ”“上納金”騒動に大揺れの福岡県議会――最大会派の自民党内での不透明な金銭疑惑は、少なからず中央政界にも影響を及ぼしそうだ。

とりわけ、9月に内閣改造、自民党役員人事を断行するとみられる高市早苗首相は、「政治とカネ」問題に絡みそうな政権運営をどう差配するのかが注目されている。

根本は麻生氏VS武田氏の代理戦争

「今回の上納金疑惑勃発の根本的原因には福岡県政を二分し、『犬猿の仲』と称される自民党の麻生太郎副総裁VS武田良太元総務相という構図が浮かび上がってくる。つまり、国政の重鎮2人による暗闘、代理戦争です」(福岡県議)

まず2人の対立の流れを簡単にまとめるとこうだ。

そもそもの発端は、2016年の鳩山邦夫元総務相急逝に伴う福岡6区の衆院補欠選挙。自民党系で出馬したのが当時、林芳正氏(現・総務相)の秘書の藏内謙氏と故・鳩山氏の次男で前大川市長の鳩山二郎氏だった。謙氏の父親は、騒動の渦中にある福岡県議会議長の藏内勇夫氏(議員辞職)だ。

「この時、麻生氏は藏内氏の長男・謙氏を支援し、一方の武田氏は二郎氏を担いだ。結果は鳩山氏が弔い合戦という勢いもあり約11万票を獲得し、謙氏に5倍近い差をつけ大勝したのです」(福岡市議関係者)

’19年知事選も保守分裂で対立

次の激突は’19年の福岡県知事選だ。小川洋氏を後押しした麻生氏だったが、途中から思うようにコントロールできなくなったため、小川氏を疎んじ潰しにかかる。そして、麻生氏は元厚労省幹部だった武内和久氏を擁立した。

「これに猛反発したのが、武田氏です。武田氏は小川氏を推し保守系分裂選挙となった。県知事選も小川氏が4倍近い得票数で武内氏に圧勝した。麻生氏の影響力に陰りが見え始めたという声が蔓延した」(同)

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