時効15年の恐怖――不同意性交被害者たちが明かす「泣き寝入りしない」戦い方【不同意性交の代償・後編】

 

■裁判と支援者の存在――加害者への実刑判決まで(OL・30歳)

裁判が終わるまでは、本当に大変なことばかりでしたね。特に私は被害後のメンタルの波が激しかったので。

「加害者は絶対に塀の中にぶち込んでやります」と言い放った翌日には、「やっぱり被害届を出すのはやめます」と弱気になったりする始末で…。支援者の方々がいなければ、今も部屋に閉じこもったままだったと思います。

そもそも、私は人と話すのが得意ではないんです。警察の事情聴取にもちゃんと答えられるか不安でしたが、支援センターの方の同席が特別に許され、取調室に一緒にいてくれただけで本当に心強かったです。

その際には、ダミー人形を使って被害状況を再現すると聞いていたのですが、フラッシュバックを懸念した刑事の方が口述だけで供述調書を作成してくれたのもありがたかったですね。

けど、一番不安だったのは、やはり裁判です。本番では一言も喋れないのではないかと一睡もできませんでしたが、支援者の方々が「絶対大丈夫ですから」と励ましてくれて。実際、いざその時を迎えると、驚くほど大胆に自分の気持ちを話すことができ、なんだか自分が自分でないように感じるほどでした。

終わった後、「ね、大丈夫だったでしょ。女性はここぞって時に必ず肝が据わりますから」と(支援者の方々に)言われて。私のように急に人格が変わったように話す被害者も多いらしいんです。

加害者はお金を積んで示談を申し入れてきましたが、当然受け入れず、実刑判決に。こちらの一生の傷に対して向こうはものの6年もすれば自由の身ですが「気持ち的にスッキリして、ようやく前を向けた」というのが正直な感想です。