【深淵ホラー劇場:映画界が封印した『G級の神々』】#10 【日本初インタビュー】『墓地裏の家』メイ役シルヴィア・コラティナが明かすラストシーンの真相 ルチオ・フルチ作品とイタリアン・ホラー復活への思い



■ シルヴィア・コラティナの考えるホラー映画の魔力とは?

シルヴィアがここまでホラー映画に魅せられる理由とは・・・
彼女がオールタイムで好きなホラー映画は『エクソシスト』(1973)。また、コロナ禍で我々のライフスタイルが大きく変わった2020年以降の作品では、フィリッポウ兄弟の『ブリング・ハー・バック』(2025)を好きな作品として挙げた。シルヴィアがここまでホラー映画に魅せられる理由を尋ねた。

「すべてはあの安全なアドレナリンラッシュに尽きるんです。怖い思いをするスリルが大好き。でも、その間ずっとソファに座って完全に安全な所にいると分かっている。まるで脳のジェットコースターみたい。心臓がドキドキして、ドーパミンが大量に分泌されるのに実際の危険は一切ない。とにかく中毒性抜群なんです」。

他のジャンルで驚いて椅子から飛び上がることはないとシルヴィアはホラー映画の持つ力を訴える。

「恐怖に立ち向かって、ものすごいエネルギーを得られる不思議と楽しい方法なんです。それに、映画が終わってから無事に生き延びたと実感し、日常に戻った時のあの安堵感は最高ですよね。でも、ある意味日常の方がもっと辛いかもしれません」。

■ イタリアン・ホラー復活なるか?新たなる解釈で栄光を取り戻せ!

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今、シルヴィアはイタリアン・ホラーの復活に大きな期待を寄せている。

「イタリアン・ホラーは現在、創造的な復活を遂げています。伝統とゴシックな雰囲気を、現代的な心理描写と最新技術と融合させることで、現代の監督たちは新たな世界中の観客に向けてジャンルを再構築しています」。

「斬新なインディーズ監督たちがイタリアンホラーの(映像美やサウンドトラックなどの)古典的要素を現代的な心理描写で再解釈することで、このジャンルは新たな息吹を吹き込まれているんです」。

シルヴィアは心から願っていることを一つ挙げた。その願いにはイタリアン・ホラーの黄金時代に参加した者だけが持つ重みがある。

「イタリアのホラー映画が栄光を取り戻し、それにふさわしい一流のジャンルとして認められることを願っています。かつてのように海外の人々が私たちのホラー映画の語り口を羨ましく思い続けてくれることを願っていますし、ひょっとしたら私自身も女優や脚本家として、その成功の一端を担う機会があればと思っています」。

■ 『墓地裏の家』シルヴィア・コラティナ「日本のホラー映画に出演したい!」

シルヴィア・コラティナ、日本について語る。そして彼女の日本へのお願いとは?.webp 26.3KB
今回、シルヴィア・コラティナへの日本初のインタビューということで日本についても語ってもらった。

「日本からのインタビューはこれが初めてなので、とても嬉しいです。残念ながら、まだ日本に行ったことがないのですが、ぜひ一度訪れてみたいと思っています!日本の文化は私たちの文化と全く異なりますが非常に魅力的です」。

「私が本当に感心するのは、皆さんの深い共同体意識、調和、そして他者への深い敬意です。集団の平和と相互尊重を強く意識する姿勢は本当に際立っています。私たちの社会にも、こうした深く根付いた習慣があればいいのにと思います。そうすることで、誰もがより思いやりのある平和な環境を築けると思うから」。

この記事がきっかけで日本のホラーイベントや映画祭に参加などということもあるのだろうか。彼女はそのアイディアに乗り気である。さらにシルヴィアからこんなメッセージを頂いた。

「日本の映画業界の皆様にお願いがあります。日本のホラー映画に出演させて頂けたら本当に嬉しいです!私の役は、ぜひ恐ろしいものにしてください。観客に途方もない悪夢を見せてあげたいんです。実現することを心から願っていますし、皆様に本当にゾッとするような恐怖を味わって頂きたいと思っています!」

イタリアン・ホラーのレジェンド、シルヴィア・コラティナからの日本のホラー映画業界への"お願い"が、もし実現したらまるで夢のようではないだろうか?

◆シルヴィア・コラティナ公式インスタグラム

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インタビュー・本文/沙さ綺ゆがみ