藤川阪神に漂う迷走の暗雲…バントなき代走策と若手冷遇が招くチーム解体危機

阪神甲子園球場(C)週刊実話WEB

「連勝街道を突っ走るのか?」と思ったら、つまずく。それが、今年の阪神タイガースだ。

「昨季のような"独走状態"とはなりません。救援投手陣の調子が良くないなど、理由はいろいろとありますが、巨人、ヤクルトとの僅差での首位争いが、シーズン終盤まで続くというのが大方の予想です」(スポーツ紙記者)

また、新外国人選手の活躍が全く見られないことも、一因に挙げられるだろう。ということは、フロントを含めた球団全体の責任でもあるわけだ。

とはいえ、肝心のグラウンドでの不穏な空気は無視できない。このまま放置しておけば、采配不信にも発展しかねない。

赤星憲広氏も疑問視した9回裏の「不可解な強攻策」

ここで話は、7月7日の巨人戦までさかのぼる。

「なぜ、バントをしないのか?」
 
9回表の阪神の最後の攻撃でのこと。1点ビハインドで迎え、先頭の前川右京が四球を選び、藤川球児監督(46)が「代走・植田海」を告げた。問題はその後だった。代打の福島圭音はレフトフライで、次打者の梅野隆太郎もライトフライ。二死となり、代打・嶋村麟士朗は空振りの三振でゲームセットとなった。

「その日、テレビ中継の解説を務めた赤星憲広氏は、『(代走で)俊足の植田を出したのだから、得点圏に走者を進める策を執るべきだった』と指摘していました」(在阪記者)

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「即二軍降格」の恐怖政治と佐藤輝明への特別扱いが及ぼす歪み

それだけではない。7月5日の広島戦では、失策やバント失敗などのミスを連発している。

翌6日は移動日だったが、主力を除いて多くの選手が"強制練習"となり、最も時間を割いていたのが「バント練習」だった。

「失策を犯したレフトの小野寺暖が、即二軍降格となりました。藤川監督はほかにもミスをした若手を即降格させており、選手を萎縮させているのではとの指摘も聞かれます」(同)

昨季のような快進撃が見られないのは、そのせいなのか。それとは対照的に、惜敗した10日のヤクルト戦での失点は、三塁・佐藤輝明の悪送球から始まったが、お咎めナシだったという。主砲と若手では求めるものが違うとはいえ、チームの雰囲気を気にする声は後を絶たない。やはりセ・リーグの混戦は、もうしばらく続きそうだ。

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