病院やクリニックでは、最初に医師による問診が行われますが、この問診がとても大事なのです。病気によっては問診だけで診断がつく場合もあります。医師が患者さんに「問いながら診断する」のが問診です。
問診では、まずは医師が受診した理由や原因を聞きます(主訴)。整形外科なら、「腰が痛い」「手が痺れる」などです。次に過去の病歴を聞かれますが、いつからその症状が始まったかがとても大事です。急性か慢性かが診断に大事な要素になります。
「3年前から右の膝が痛くて近くの整形外科に通院し、昨年末にはよくなったけど、先月ぐらいから再び痛くなった」など、具体的に話すことを心がけましょう。
曖昧な表現は禁物
「最近」「だいぶ前」など、曖昧な表現は禁物です。また、ケガや使いすぎなどの原因があるかないかも重要です。整形外科なら、原因が特になく数カ月以上前からの症状なら、慢性疾患を考えます。
「重い物を持つ仕事」「長時間立ち続ける仕事」などの職業の情報も大事です。ほかにも、自分の過去あるいは現在の重要な病気(既往歴)、薬に対するアレルギーの有無なども伝えます。別の医療機関でもらっている薬や検査データがあれば、それを見せましょう。
受診前に、「どこを診てほしいのか」「いつからか」「今までの経過」これらを簡単にまとめておくと、医師の前で緊張しなくてすみます。私が他科の医師を受診する時も、いつもこの準備をしています。
監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPは下記。
https://ijiri.jp
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