お笑い長寿番組『笑点』(日本テレビ系)の大喜利メンバーに、春風亭一之輔が選ばれた。昨年9月30日に肺がんで死去した六代目三遊亭円楽さん(享年72)の後任なのだが、その一方で早くも大喜利メンバーの林家木久扇(85)、三遊亭好楽(76)、三遊亭小遊三(75)の後期高齢者3人のリストラ情報が流れている。
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今年1月1日放送の正月特番で、円楽さんの死後から注目されていた新メンバーについて、司会の春風亭昇太が「2月から登場します」と告知。名前を明かさなかったことから、メディアによる予想合戦がヒートアップした。
まず候補に挙がったのは春風亭一之輔の他に、美人落語家の蝶花楼桃花、大喜利メンバーの三遊亭好楽の息子で五代目三遊亭圓楽の弟子でもある三遊亭王楽、落語家ユニット『成金』リーダー格の柳亭小痴楽、春風亭昇太の弟子・春風亭昇也らで、さらに林家三平の返り咲きまで急浮上した。
「より人選を難しくさせたのが、円楽さんの〝遺言〟だった。円楽さんは親しい日テレ関係者に後継者として、五代目圓楽一門会の三遊亭兼好と三遊亭萬橘の2人を指名していた。日テレは人気があり視聴率の取れる落語家を選ぶのか、円楽さんへの義理を果たすのかが加わり、事を複雑にさせた」(演芸ライター)
後期高齢者の3人は降板へ…
下馬評では大本命の一之輔はオファーがあっても〝断る〟という見方が強く、女性落語家初となる蝶花楼桃花が有力視されていた。
「一之輔は『最もチケットが取れない落語家』であるうえ、落語の実力は大喜利メンバーでは誰一人、勝てません。しかも、ラジオ番組のレギュラーを持ちながら地方営業など、休みが1日もないほど多忙。一之輔のほうから『笑点』の大喜利メンバーを断るともっぱらだった。それを引き受けたのは『次期司会』の密約があったのではないかと噂されています」(同)
超高齢化の日本社会と同じように、『笑点』を存続させるためには若返りは必要不可欠だ。
「近い将来、司会を昇太から一之輔に代え、後期高齢者の木久扇、好楽、小遊三にまとめてお引き取り願う動きがあるんです」(同)
木久扇については、昨年11月放送の『笑点』で生前葬願望発言をしたことから降板説が流れていた。
「木久扇は、大喜利メンバーになって54年、一度降板した好楽は計39年、小遊三も40年。3人とも潮時は、とっくに過ぎていますよ」(日テレ関係者)
仮に一之輔が司会になれば、昇太の処遇が問題だ。
「昇太は落語芸術協会の会長ですからね。大喜利メンバーに戻ることはない。勇退することになるでしょう」(前出・演芸ライター)
新陳代謝が〝笑点〟だ。
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