「関係を強要され漫画が描けなくなった」…元漫画家が告発するマンガ業界の性被害【マンガ業界の深淵・後編】

画像はAIで生成したイメージ

今や日本は世界一のアニメ・マンガ大国として認知されているが、近年、性加害歴のある漫画家を別名義で再起用した「マンガワン問題」が社会を震撼させたばかり。実は昔からマンガ業界にはこうしたトラブルが絶えなかったという。

そこで今回は、そんな“マンガ業界の闇”を、関係者たちが大告発! 深すぎる闇と悪質な手口を糾弾する。(2回中の2回)

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有名漫画家の女性接待と不満を募らせるアシスタント

新人の頃ならいざ知らず、連載経験も豊富な有名漫画家ともなれば、作品に対する担当編集者の助言などほぼ不要。むしろ、編集者が「左」と言えばまず右を向くような歪んだ性格の持ち主が目立ち、だからこそ、他とは違った類稀なる作品が生み出せる要因とも思われる。

だが、そんな彼らとて、編集者からの接待は喜んで受ける。もちろん、若い女性が同席した上での接待に限るが――。

「一部の漫画家にとって、編集者はいかに若い女性を飲みの場にセッティングできるかが最重要能力。本来の担当とは打ち合わせすらせず、プライベートでは女性人脈が豊富な若い編集者ばかり呼びつける者さえいます。実際にこうしたアテンドで有名少年誌の編集長まで登り詰めた者も多いですが、取り巻きが女性を酔わせてお持ち帰りさせるような悪質な例は稀です。やはり、お金と権力を持った大人の余裕は凄まじく、女性側が作品や名前を知らずとも、気が付けば勝手に2人で消えてますよ」(青年誌編集長・52歳)

一方で面倒なのは、こうした有名漫画家たちが必ず連れてくるアシスタントたちだ。大半は、本人が連載デビューする夢を捨ててまで長年師匠を陰で支え続けた功労者。彼らの誰が欠けても作品は完成しないどころか、スタジオによっては逆に彼らさえいれば作品ができてしまうほどの実状さえある。

ところが、そんな彼らが世の中からチヤホヤされることなどほぼ皆無。一般サラリーマン以上の賃金こそ与えられている場合が多いものの、若い女性をイチコロにできるほどの財力にはほど遠く、要するに長年の不満や鬱憤が溜まっているのだ。

「そのため、彼らは居合わせた女性へのセクハラ行為はもちろんのこと、編集者に突然大声で詰め寄ってくるなど、現場はいつもカオスですよ(笑)」(同)

編集者としてはこうした戦場を丸く収めながら立ち回る手腕が必要となり、他業界のアテンダーと一括りにされるのは心外なのだそうだ。

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