「関係を強要され漫画が描けなくなった」…元漫画家が告発するマンガ業界の性被害【マンガ業界の深淵・後編】

女王様気取りの愛人ケアも業務の一環

およそ経営者業界を評して「不倫してない人はあまり見たことない」とホリエモンも発言していたが、これは漫画家業界もほぼ同様。有名漫画家の大半は愛人を抱えている。

漫画家側がまだ若く、作品も勢いがあるうちは交際相手の質もまだ良い。若いタレントやモデルといった属性的な面もさることながら、まだ「パパ」への敬愛があるので素直でかわいらしい。

ところが、漫画家が老いて作品も「過去に流行ったもの」扱いされるうちに、その質も下がっていく。三十路越えの無名コスプレイヤーや同業者・編集者がこのポジションに目立つようになる上、漫画家側が平身低頭な関係性を続けるうち、愛人側は見事につけ上がっていく。

「当初の漫画家と女性ファンという関係性から、ものの3カ月もしない間に漫画家を尻に敷いて女王様気取りになりますね。それだけなら害も少ないのですが、我々編集者のことも顎で使うようになり、限定のブランド品やらスイーツやらの列に並ばされることなど日常茶飯事。漫画家と一緒になって説教までしてくるのみならず、何を勘違いしているのか、作品内容にまでガンガン意見をしてきますから。我々の意見は聞かず、彼女らの発言ばかりを鵜呑みにする漫画家の姿を見て、『この人も終わったな』と我々も判断するわけです」(青年誌デスク・47歳)

漫画家はこうした愛人に当然、「お手当」を支払っていることが多いが、そこで問題が発生するケースも後を絶たない。多くの漫画家は個人事務所の社長を妻にしており、怪しい領収書やカードの支払いはすべてチェックされてしまう。それゆえ編集者側がグルにされ、その手のブラックマネーは出版社からの謝礼や取材協力費名目でコツコツ振り込むことも。有名大学を出て大手出版社に入社しながら年下女に説教され、果ては横領の片棒を担がされる編集者も、不憫といえば不憫である。