マンガワン問題だけじゃない…関係者が告発するマンガ業界の知られざる闇【マンガ業界の深淵・前編】

少女漫画家と男性編集者の不倫関係

男性と女性の性差がなく、作品性や売り上げで戦えるのも漫画業界の魅力。少年誌・青年誌で連載する女性漫画家の割合も増える一方だが、特に王道たる少女漫画業界は昔からデビューが早い。

おおむね、学生のうちには担当編集者も付いてなにかしらの賞も取り、20代前半どころか、そのまま10代で連載を持つ者さえ少なくない。となれば当然、恋愛経験の浅さは男性漫画家以上だ。

「若い女性漫画家は、異常なほど男性編集者に惚れ込みやすい。前者にとっては、ほぼ人生で初めて自分の作品に対して本気で叱ってくれたり一緒に泣いてくれる存在ですからね。スポーツの世界でも男性コーチや監督と女子選手が交際しがちですが、尊敬や憧れの気持ちを恋愛感情と混同しやすいんです。男性編集者側はほぼ妻帯者なので、不倫になりますけどね」(女性漫画編集者・36歳)

聞けば、少女漫画の世界には「作者が恋愛してないと、いい作品が描けない」との逸話もあるそうで、男性編集者側もまんざらではないケースが多い。
それに、現代の漫画家はSNSなどで簡単に他社の同業者や編集者とも繋がり、より条件のよい媒体へと移籍する可能性もある。それゆえ、近年では「担当編集者に惚れているうちは連載を続けてくれるから自分に惚れさせろ」などと、コンプライアンスを欠いた指令を出す編集部まであるのだとか。

とはいえ、担当編集者とて一人の漫画家に付きっきりになれるわけでは、もちろんない。中には「才能ある新人」に夢中になり、30~40代の中堅漫画家をお払い箱にする者もいるという。

これがホストであれば仕方がないが、こと漫画業界における「女の恨み」は、他ならぬ作品への原動力となる様子。デビュー当時からただならぬ関係性だった男性編集者と縁が切れた途端に、長いスランプを脱出する例などもよくあるそうだ。

【マンガ業界の深淵・後編】に続く

『週刊実話 ザ・タブー』7月8日号より

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