高市首相が「脱麻生」へ加速! 「7月内閣改造」を巡る主導権争いの舞台裏

麻生氏が「国力研究会」で巻き返し図る

「以降、麻生氏は高市氏を警戒しており、なんとかコントロール下に置く手立てを考えていた。そんな折、自民党内にポスト高市、反高市を意識した動きが表面化したのをこれ幸いと動き出したのです」(政界関係者)

例えば、参院では独自性を示したい石井準一参院幹事長が勉強会『自民党参議院クラブ』を設立。同クラブは約40人が参加している。また、武田良太元総務相は旧二階派議員らと勉強会を立ち上げた。さらに、旧安倍派、茂木外相、小泉防衛相らもそれぞれの勉強会結成で動き出していた。

「来秋予定される総裁選で再選を目指す高市氏は、自民党内の動きを気にしていた。そこで麻生氏が思いついたのが今回の国力研究会だったのです」(同)

幹事長交代で「麻生離れ」に踏み切る腹案

来年の総裁選を睨み他の総裁候補らが動きを活発化させる中で、自らのグループを結成し政権を盤石なものにしたい高市氏。

「国力研究会結成も一度は"渡りに船"と麻生氏の申し出を受けた。だが、その一方で麻生氏の院政に手足を縛られたくないという思いも非常に強まった。そのせめぎ合いをどうするかで高市首相も悩んだ。そして、ひらめいたのが、7月の特別国会閉幕と同時に行う内閣改造と鈴木幹事長の交代案。麻生離れする意味合いの幹事長交代です。また、総裁選の準備としては自民党内に国力研究会という麻生傀儡勉強会とは異なる高市シンパグループの結成を急ぐ」(高市氏側近)

同側近によると、高市シンパグループの結成は着々と進んでいるという。

「武田元総務相率いる旧二階派の勉強会に参加する約20人は高市シンパになるはず。というのも、武田氏と麻生氏は犬猿の仲で有名ですから。高市氏と武田氏は馬も合います」(同)

高市氏によって表舞台に引き上げられた旧安倍派幹部の萩生田光一幹事長代行、西村康稔選対委員長らも高市シンパとみられている。