羽田空港の機内清掃もロボットに…JALが国内初のヒューマノイド実証実験を開始、「人間の仕事」はどこまで奪われるのか

「人間の仕事」はどこへ向かうのか

AIが全盛となり始めた昨今、「ロボットに仕事を奪われる」という不安は色濃くなっていくばかりだが、JAL側は「置き換え」より「補完」を強調している。

「JALグループは2026年3月に『JALグループ経営ビジョン2035』を策定し、人とテクノロジーの協働により働き方を変え、『持続可能なオペレーション体制』を確立することを掲げている。ただ、実用化への道のりはまだ長く、プロジェクト担当者である吉岡智也氏は『現場はスタート段階。今後実証実験を開始してすぐに輸送作業ができるわけではない。この先3年は第一ステップとして開発しながら、安全かつ効果的に自動化を進めて、作業負荷軽減と省人化を進めていきたい』と語っているほどなのです」(サイエンスライター)

重労働はロボットが担い、判断は人間が担う――日本の空の玄関口から始まる「人とロボットの分業」実験は、航空業界にとどまらず、日本の労働現場全体の未来を占う試金石になりそうだ。

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