指導という名の暴力がまかり通っていた時代 被害者たちが初めて語る怪物教師の実態【行き過ぎ教師列伝・前編】

暴力教師が放った「逆ギレビンタ」

僕らの世代には暴力教師も珍しくない中、僕の高校にいた通称「野犬」は見た目も暴力性も本職顔負け。パンチパーマに色メガネで、己の気分次第で生徒にヤキを入れ、その後必ず愛車のベンツを洗車させるんです。

特に床屋でパンチパーマをかけたての日はオラオラぶりも格別で、目が合っただけで因縁つけられて「根性注入棒」で滅多打ち。これは彼が縄を編み込んで作った専用武器で、ダメージが木刀やバットどころの比ではなく。僕もこれでアバラにひびを入れられました。

ある時、そんな日々の行いが祟って、彼のベンツのエンブレムが何者かに折られたのですが、犯人扱いされたのが僕。確かにその手の姑息な復讐は何度か行ったものの、この件に関しては完全な濡れ衣でした。

ところが、彼はそんな僕の言い分など聞かず、アスファルトに正座させたまま「テメェしかいないんだよ!」、「本当のことを吐け!」と小一時間ほどヤキを入れられ「そのまま反省してろ」と放置。

時折、彼が戻ってきては「(真実を)言う気になったか」と確認され、僕がそれを拒絶するとまたヤキを入られ、放課後まで8時間ほどは正座しましたかね。途中からずっと号泣してましたよ。

すると、そんな様子を見てられなくなった真犯人が親に相談して学校に連絡したらしく。顔色を変えた彼が戻ってきて、謝るのかと思いきや、いきなり全力ビンタですから。

ギャラリーもできてたので相当バツも悪かったんでしょう。「いいか、素手で殴るのはな、殴るほうも痛ぇんだ!」などと熱血ドラマのようなことを叫ばれながら何十発フルビンタされたか分かりません。

こういう時って、暴力を振るう側は一種の「ゾーン」に入って、止まらなくなるんです。この時は彼も完全に目がイッてましたし、僕は意識も飛べば大きな傷も負いました。

この理不尽な「ヤキ耐性」がつかなければ、人生を踏み外すこともなかったはずです。(無職・53歳)

【行き過ぎ教師列伝・後編】へ続く

『週刊実話 ザ・タブー』5月8日号より

【関連】警視正0.2%のエリートが「フキハラ」で処分 不機嫌が凶器になる警察の闇