【特集】1位はディープインパクト…競馬記者が選ぶ伝説の最強ダービー馬はこれだ!【後編】

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「前編」に続き「後編」では、いよいよ5位から1位、そして「ランキング外・特別表彰」として1頭の名馬をご紹介しよう。(2回中の2回)

伝説の最強ダービー馬・前編】を読む

【5位】 オルフェーヴル(2011年)
「狂気の三冠馬」はダービーだけ別人だった

競走成績:21戦12勝 主なG1:皐月賞・日本ダービー・菊花賞・有馬記念2回・宝塚記念 父:ステイゴールド 騎手:池添謙一

ダービー単体で見ると、オルフェーヴルの2011年は2着ウインバリアシオンに2馬身半差。着差だけならナリタブライアンに劣るが、このランキングで重視したのは「ドラマ性」だ。

阪神大賞典での逸走、天皇賞での大敗、凱旋門賞での惜敗……常識を超えた気性難を抱えながら三冠を制した馬が、ダービーだけは別人のように落ち着いていた。

池添騎手が「こんなに折り合ってくれるとは」と驚くほど完璧なレースをしてみせた2011年のダービーは、「暴君」と呼ばれたこの馬が見せた、唯一無二の「名君」ぶり。ラストランの有馬記念で8馬身差圧勝という形で真の最強を証明したが、三冠の礎となったダービーの「穏やかさ」はオルフェーヴルの別の顔を見せてくれた。

【4位】 シンボリルドルフ(1984年)
「皇帝」の称号が生まれた日

競走成績:16戦13勝 主なG1:皐月賞・日本ダービー・菊花賞・天皇賞(春/秋)・有馬記念2回・ジャパンC 父:パーソロン 騎手:岡部幸雄

「強さ」だけでなく「品格」でランキングするなら、シンボリルドルフは間違いなく1位だ。1984年のダービーを無敗で制し、その後も国内G1を7勝。日本馬として初めてジャパンカップを1番人気で制する快挙も達成した。「皇帝」という称号は、競馬ファンが自然と呼び始めたものだ。

父パーソロンの時代と現代とでは馬のレベルも馬場も違うという声もある。しかし40年以上語り継がれるこの馬の格はそんな議論を超えている。

産駒のトウカイテイオー、孫世代にまで血脈が競馬界を席巻した「血統的インパクト」も加味すれば4位は妥当だろう。ダービー後の骨折で三冠を逃したトウカイテイオーに「三冠の重み」を引き継いだという意味でも、シンボリルドルフの存在感は突出している。

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