3億年生き延びたG(ゴキブリ)の急所はここ!! 繁殖前に仕留める“完全攻略法”【害虫予防最前線2】

ゴキブリ

前章では、G(ゴキブリ)との戦いは夏ではなく「春から初夏」であることを説明した。では、そもそも私たちが忌み嫌うGとは、いったい何者なのか。敵を知り己を知れば百戦危うからず――正しく対策を講じるためにも、まずGの正体を深く理解しておく必要がある。

Gが地球上に誕生したのは、今から約3億年前とされている。「生きた化石」と呼ばれ、当時からその姿はほとんど変わっていない。そんなGには、知れば知るほど背筋が凍り付く恐ろしいトリビアが山ほどある。(2回中の2回)

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新幹線より速く、首なしで1週間生きる

その1 時速300キロで逃げる
危険を察知したGが走り出すまでの時間はわずか1/20秒。その速度を人間の体格に換算すると、時速300キロを超える計算になる――新幹線より速い。素手やスリッパで仕留めようとしても勝ち目がないのも当然だ。

その2 頭がなくても1週間生きる
首を切られても即死しないのがGだ。これはGの呼吸が脳ではなく腹部の「気門」という穴で行われるためで、頭を失っても窒息しない。最終的には水分補給できず死に至るが、それでも約1週間は生存する。

その3 40分間、息を止められる
Gは40分間息を止めることができ、水の中に30分以上いても死なない。溺れさせようとしても無駄というわけだ。

フンが招待状、名前は誤植が由来

その4 フンが仲間を呼び寄せる
Gの糞の中には「集合フェロモン」が含まれており、糞の多い場所にはGが次々と集まってくる。1匹見かけた場所を放置すると、フンが"招待状"となって仲間を引き寄せてしまう悪循環が生まれる。

その5 名前は明治時代の"誤植"が由来
もともとGは「ゴキカブリ(御器被り)」と呼ばれていた。食器(御器)をかじる虫という意味だ。明治時代にある教科書で「ゴキブリ」と誤記されたのがそのまま定着した。意味不明な名前には、そんな間抜けな由来があったのだ。

その6 世界最大は体長11センチ、世界に1兆匹
世界に約4000種が存在するGの中で最大の「ナンベイオオチャバネゴキブリ」は体長11センチにもなる。日本のGが可愛く見えてくる大きさだ。そして世界全体では、実に1兆匹以上が生息していると試算されている。

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