中日"TOYOTA"ドラゴンズで球界簒奪 新監督は新庄剛志!?

豊田市でほぼ決まっているという...

「そんな中で球界を超え、経済界が注目するのが、中日ドラゴンズのトヨタ案件」(経営アナリスト)

中日新聞社と中日球団、ナゴヤドームは11月27日、ドラゴンズの二軍本拠地をナゴヤ球場(1948年開場、名古屋市中川区)から移転すると発表した。

東海地方の地方自治体を対象に公募し、2030年代前半の移転を目指すとしている。

メイン球場、サブ球場、屋内練習場、選手寮などの整備のための用地確保と、一軍の本拠地バンテリンドームナゴヤ(同市東区)から車で1時間以内でアクセス可能などが公募の条件だが、複数の地元有力者によれば、すでにトヨタ自動車の企業城下町・豊田市でほぼ決まっているという。

地元テレビ局幹部がこう語る。

「表向きは公募だが、豊田市以外には考えられない。ドラゴンズの低迷は戦力差以上にAIデータの高度解析で出遅れていることが大きい。しかし、トヨタグループの解析設備、データ活用の支援を受けられれば、先行するソフトバンク、DeNAをも打ち負かせる。球界勢力地図が塗り変わる」

世界シェアトップで国内でもダントツの販売台数を誇るトヨタは、これまでプロ野球参入には消極的だった。

特定球団の「冠」をかぶるのは、メリットよりデメリットの方が大きいという判断からだ。

そこで浮上したのが、トヨタ本体は黒幕に徹し地元自治体、グループ企業での参画。

豊田市が土地を貸与しデンソー、アイシン、豊田自動織機、豊田通商がノウハウと設備を提供。

地元の自動車部品メーカー数百社が協賛金などで支援する計画。トヨタ本体は「後方支援」に回り、緩やかにドラゴンズを吸収する戦略だ。

ドラゴンズの今季主催した72試合の総観客動員数は252万人(1試合平均3万5012人)。

収容能力で巨人、阪神には及ばないが、座席稼働率は98%。全試合ほぼ満員だ。

「ドラゴンズはグループの看板であり、中日新聞社は手放したくない。しかし、部数低下でこれ以上の資金投入は限界、という〝新聞社あるある〟のジレンマを抱えている。そこで“中部日本”という地域名と、トヨタが実質オーナーの『中日トヨタドラゴンズ』構想が持ち上がった。これなら中日新聞社はメンツを保てる」(前出・経営アナリスト)

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