巨人が“韓国の至宝”キム・ハソンを極秘獲得へ 異例の李承燁コーチ招聘は布石だった!

侍ジャパンオフィシャルサイトより

ストーブリーグも佳境を迎えた12月中旬、東京・大手町の読売巨人軍周辺で、とんでもない情報が駆け巡っている。

現役の韓国人メジャーリーガー、キム・ハソンの獲得を進めているというのだ。

ハソンは1995年生まれ、野手としては最も旬といっていい30歳。2021年にメジャーに挑戦し、昨年までサンディエゴ・パドレスでダルビッシュ有とチームメイトだった。

しかし、怪我もあって同オフにパドレスを退団すると、タンパベイ・レイズに移籍。しかし全快とはいかず、9月にアトランタ・ブレーブスに移籍し、11月に自由契約となった。

「’22年~’24年まで3年連続で2桁本塁打を放ち、’23年にはアジア出身内野手で初のゴールドグラブ賞を受賞。パンチ力のある打撃と守備が売りで、怪我こそしましたが、巨人にはもってこいの補強ポイントです」(スポーツ紙デスク)

巨人は主砲の岡本和真がメジャー挑戦を表明し、強打のサードは是が非でも欲しいところ。その獲得には“本気”だといい、なんとコーチすらハソンの入団を見据えた人事にしたと言われているのだ。

「11月末に電撃発表された“韓国の至宝”こと李承燁(イ・スンヨプ)の1軍打撃コーチ就任です。過去に巨人軍の4番を務めた強打者とはいえ、外国人の指導者は巨人では異例のこと。これは単なる打撃指導ではなく、繊細な性格で知られるハソンを精神面でもサポートする狙いがあったと見られている。

異国の地・日本でのプレーは精神的なハードルが高いですが、韓国球界の英雄であり、日本野球も熟知するスンヨプなら、ハソンも安心してプレーできるということ。スンヨプは韓国では王貞治のようなレジェンドですから、『私がいるから安心しろ』と口説けば、これ以上の殺し文句はないでしょう」(同)

すでに東京での目撃情報も

スンヨプ招聘は、ハソン獲得のための“布石”だったのか―。これには、妙に符合する目撃情報も寄せられている。

「実は11月下旬に、ハソンが東京で目撃されているんですよ。時期的に、これはオフシーズンの観光というよりも、巨人との入団交渉に来日したと見るべきでしょう」(セ・リーグ他球団関係者)

一方で、ハソンがMLB残留を模索しているとの報道もある。もしマネーゲームでの争奪戦になれば、いくら巨人といえども勝ち目はないと思われるが…。

「米メディアによるとハソンの代理人は敏腕として知られるスコット・ボラス氏で、年俸にして約30億円以上の複数年契約を狙っているとの報道もある。しかし、巨人は岡本のポスティング金で補強資金が潤沢。何よりスンヨプが韓国との独自ルートを持っているので、金額が及ばずとも別の魅力で争奪戦を有利に展開できるようです」(野球ジャーナリスト)

巨人移籍初年度のスンヨプは、打率.323、41本塁打、108打点という三冠王並の成績を残した。もしハソンが巨人に入団したら、いったいどれくらいの成績を残すのか。