ゴジラ松井「電撃ヘッド」で巨人復帰の怪情報!?

突如として浮上した松井ヘッドコーチ就任計画

「松井をヘッドへ迎えるための地ならしです。阿部監督は強気なリーダーシップを持つが、チーム内には体育会的ヒエラルキーに不満が充満していた。そこで浮上したのが松井ヘッド案。求心力、人気、野球理論すべてを持ち合わせている。阿部にとっても大きな支えとなり、リーグ優勝で自身の花道を飾ることができる。これ以上のバトンタッチはない」(別の巨人OB)

長嶋氏が亡くなったのが今年6月3日。

その際、ニューヨークの自宅から緊急帰国して長嶋邸に弔問に訪れた松井氏は、取材陣の今後についての質問に「長嶋さんと生前に約束したこともありますし、その約束を果たしたい」と話した。

「約束」とは、巨人監督であることは容易に察しがつくが、球団関係者によれば、その約束にはある「助言」がつけられていたという。

「即監督就任のリスク、コーチ経験の重要性」だ。

現役引退後、すぐ巨人の監督に就任した長嶋氏の1年目の成績はリーグ最下位。コーチ未経験が響いたという分析と、長嶋氏の助言から球団は王貞治氏に助監督、原辰徳氏、阿部氏にはコーチを経て監督に就かせ、成功につなげた。

他方でチーム事情から突然監督に就いた高橋由伸氏は短命政権に終わり、優勝も叶わなかった。そこで師匠の長嶋氏は松井氏にも定石を踏み、“由伸ルート”を回避する進路を勧めたという。

「その約束を察知しているから、球団はヘッドコーチのポストを空けたのでしょう。さらに桑田氏を毛嫌いしていたのが清原氏。松井氏の意向で清原氏を入閣させるには桑田氏を切るしかなかった。この組織改革、人事を利用して、球団は長年温めてきた松井氏の監督担ぎ出しを一気に進めることができた。まだ流動的な面もあるが、すべての辻褄が合う」(前出・巨人OB)

主砲だった岡本和真のポスティング移籍が確実な中で、突如として浮上した松井ヘッドコーチ就任計画。

巨人が粛々と進める“大どんでん返し劇”から目が離せない。

「週刊実話」12月18日・25日号より