コンカフェ嬢・雪紫乃ななかが暴露 客を虜にする“魔性の手料理”の秘密

客が来ない日は「病む」…コンカフェ業界の“厳しい現実”とモチベーション

雪紫乃ななか

ただし、話を聞き始めると、絶品オムライスで心が満たされたはずのななかさんの表情が一瞬にして曇る。彼女が語るコンカフェ業界の現実は、想像以上に厳しいものだったからだ。

「基本的にレギュラーメンバーは5人いるんですけど、客足がない日は本当に『病んで』辞めちゃう子がすごく多いんです。早期に辞めていく子を見てきました。私はレギュラーで一番長く在籍していますけど、この業界は本当にサバイバルです」

コンカフェでは、ゲスト出勤のキャスト(イベント期間だけ出勤するインフルエンサーなど)に客が集中しがちだが、毎日出勤するレギュラーメンバーは、客足が少ない日にはモチベーションを保つのが難しいらしい。

そんな過酷な現場でも彼女が長く第一線で活躍し続けられたのは、店に独自の「ポイントシール」制度あったからだという。

「来店回数などに応じてもらえるシールで、これが溜まると企業さんとのコラボレーションの仕事がもらえる仕組みです。特に週刊実話さんとのタイアップなど、メディアに出るチャンスがある。他のコンカフェにはないこの制度が、『もっと有名になりたい』って気持ちを維持できる原動力なんです」

表舞台の仕事に繋がる可能性こそが、雪紫乃ななかさんがこの激戦区を生き抜くための、最も現実的で強力な“生存戦略”というわけだ。