伝説の「本屋プロレス」開催地 出版不況でも存在感を示した『伊野尾書店』店長・伊野尾宏之の生き様
2025.10.14
エンタメ

「今回のこの連載は私的な話になる」
大都会のすぐ隣。急行の止まらない西武新宿線の中井駅。妙正寺川を渡り、私鉄沿線らしい丁度いい閑さの中井駅前通りを抜けていくと、右手に赫灼たる“本”の文字。かわいいかわいい本の妖精“イノオくん”を従えた伊野尾書店の看板が見えてくる。
今回のこの連載は、ものすごく私的な話になることを最初に伝えておく。つまり、筆者にとって、中井という街は、キラーカーンでも、赤塚不二夫でも林芙美子でもない。伊野尾なのだ。
一見すれば、どこにでもあるような町の本屋さん。しかし中を覗けば、魅力的な選書が並び、過去には「人が何かに食べられる本フェア」や「『27歳なのにまだ生き方が定まらない私が今後の人生どうしようか悩んでるあなたと読みたいとびきりの1冊を選びました』選書フェア」なんて特殊な催しや、著者の一日店長やサイン会なんてイベントもあり。
時には『タモリ倶楽部』に出たり、プロレスファンにはDDTの本屋プロレスが開催された聖地とも認識されていたりもする。
この出版不況の中にあって、アイデアと「面白そうなことは手間を惜しまずやってみる」という精神で、東京の本屋の中でも“異能の書店”として独自の存在感を示していた。
だけど、そんなことじゃないのだ。筆者はこの小さな本屋さんにどれだけの書く力を与えてもらったか。
店長は伊野尾宏之という。昭和49年生まれの同世代。伊野尾書店の2代目にしてプロレス好きで千葉ロッテマリーンズを応援する、世間一般の嗜好でいえば“物好き”に分類されるような店主。
でも、そんな人だから筆者のようなお日様の当たるところにいないライターのエッセイなんかも見つけてくれたし、声を掛けてもくれた。
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