大久保公園周辺で“かくれんぼ売春”が横行 警察取り締まりも意味ナシの現状

ホテル街 (C)週刊実話Web
国内屈指の「客待ち売春」地帯として有名になった東京・新宿歌舞伎町の大久保公園では今夏以降、新たな動きが起きている。

警察の取り締まりを逃れるため、女性たちは数百メートル“大移動”。ラブホテルの敷地内に入り込み、見えないように外壁の内側に座り込んで客を待つ、まるでお化け屋敷のような“かくれんぼ売春”が横行している。

有名女子大生から現役アイドルまで参入している最新事情を現場からレポートしていく。

監視強化で客待ち女性が公園から撤退

9月下旬某日の午後8時ごろ、大久保公園をぐるりと一周しても客待ちらしき女性はゼロ。ただ、公園の東側一帯に広がる巨大ホテル街に足を踏み入れると、数百メートル離れたエリアに女性たちが集団移動していることが分かった。

「警視庁は夏休み、徹底的に公園周辺の監視を強化し、2人組の警察官が昼夜パトロール。大型のスピーカーを持ち『この付近での待ち合わせ行為はやめなさい』という趣旨の警告音声を流し続けた。
客待ちと思しき女性らはクモの子を散らすように公園付近から逃げた。代わりに新スポットになっているのが、公園から東に数百メートル離れた付近の、薄暗いラブホテル街の一角という次第です」(全国紙警視庁担当記者)

実際、摘発は今年に入っても続き、警視庁は6月までに大久保公園周辺で客待ちをしたとして、計75人の女性を売春防止法違反の疑いで逮捕した。

半数近くがホストやメンズ地下アイドルなどのイケメンにハマり、彼らへの“推し活代”や貢ぎ代稼ぎが目的だったという。

こうした警察の取り締まりを恐れ、女性たちは姿を消したようだ。

数週間前から付近で計5回客を引いたという都内有名大学2年の女性(20)が耳打ちしてくれた。

「私もですが有名大の女子大生も結構、ホストに貢ぐため夏休みにこのあたりで売りをする子が増えてました。私も大学の友達から聞いて来て、1回2万円で5人とホテルに行きましたよ。
相場は避妊具付きで1万5000~2万円、ナシな子は3万円かな。でも、今は逮捕が怖くて公園近くに立てません。夏休みごろから皆、数分歩いたラブホ街に移動してます」

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