大久保公園周辺で“かくれんぼ売春”が横行 警察取り締まりも意味ナシの現状

「本業だけで食べられない現役アイドルやモデルの子もいる」

数十軒並ぶラブホテルの看板ネオン以外は薄暗く、独特の怪しげな雰囲気が漂っている。

そんな場所で、本誌記者は高い壁に囲まれた複数のラブホの敷地内に、かすかな人影が見えるのに気づいた。

入り口から覗いてみると、壁の内側にもたれ、隠れるように座り込んでいる女性があちこちにいたのだ。

あるラブホの敷地内には3人の女性が座り、スマホをイジっていた。その隣のラブホにも同様に2人の女性が壁の裏に座り込み、片方の黒髪女性はカップラーメンをすすっていた。

事情を知る男性たちもホテルの入り口を1軒ごとに覗き込み、好みの子がいれば壁の内側で交渉を始めていた。

この日、付近には数十人の女性がおり、アイドルグループに在籍していてもおかしくないルックスの女性も。その中の1人、金髪ショートカット女性(21)に話を聞いた。

「大久保公園周辺の公道上で立って客待ちしていると最悪、警察に逮捕されるかもしれない。
ホテル敷地内の私有地に座っていれば、警察官からは見えないし大丈夫だろう…と誰かが思いつき、皆マネし始めたんです。
今はラブホ敷地内に勝手に入り込み“座りんぼ”して、覗き込んでくる男をじっと待つのが主流。
男からすれば暗いホテル街を歩き回り、1軒1軒壁の内側を覗いて“あ、いた”みたいに女の子を見つけるわけですから、お化け屋敷か、かくれんぼ、宝探しのゲーム感覚でしょうね」

超ミニスカートで座り込む女性が多いようだ。金髪ショートカット女性が続ける。

「皆、男性の気をひくためわざとパンツが見えるように座ってる。しかも、公園から離れている場所のため“お忍び”で来やすいのか、最近、本業だけで食べられない現役アイドルやモデルの子もいるんです。
そういう私もアイドルユニットで活動してますし、友達の地下アイドルの子も時々来てます。ここだと風俗と違って嫌な男は無視できますからね」