ヒロシが明かす「男の欲望と折り合いをつける方法」

「お金が貯められません」のお悩みにヒロシは…

『ヒロシのネガティブ大全』(自由国民社刊/1640円+税)
「ネガティブ教養」、「異文化ネガティブコミュニケーション」、「レッツ! ネガティブシンキング」の3部構成からなる本書は、ネガティブな視点から多種多様なテーマにアプローチ。
さらに新ネタをはじめ、自身が経験したネガティブエピソードの数々も紹介されている。芸人ヒロシの世界観が詰まった珠玉の一冊! 

生き方に迷ったらヒロシに訊け!! ネガティブとは、言い換えれば一歩引いたところから物事を判断する慎重な人と見ることができる。
『ヒロシのネガティブ大全』には、ヒロシ氏がさまざまな人の悩みに対し、ネガティブかつ独自の視点を交えてアドバイスを送る「ヒロシのネガティブ人生相談」が収録されているが、今回はその中から小誌読者の参考になりそうな部分を特別に紹介。ぜひ参考にしてほしい。

【相談】
お金が貯められません。将来への不安のストレスですぐ浪費してしまいます。(30代・事務職・女性)

【ヒロシの答え】
自分のお金が最終的にどこに入っているのか、その意識を持つことは結構大事。自分に還元されないうえにイライラする、そんな無駄な使い方はないです。
浪費をやめる方法のひとつとして、購入を考えている商品、利用しようと思っているサービスの企業を調べて、社長や社員がチャラチャラしていたらやめる。
お金のことで将来が不安なんだったら、成功している人が憎いと思うんですよ。そこに利益が行くと思うとムカつくじゃないですか。
たとえば、昔、六本木ヒルズで石を運ぶ派遣バイトをやっていたんです。1日やっても6000円くらい。その派遣会社、後に違法派遣で社会問題となって廃業した企業でした。
テレビとかでそこの社長の豪遊ぶりが報じられて、バイト代を中抜きされてそんなことに使われていたかと思うとムカつきが止まらなかった。
「制服代」などと称して意味のわからない天引きもされていましたし。あと、ホストをやっていた時の話だと、仕事終わりにイライラして風俗に行っていました。
でも、俺がお金を払った風俗嬢はモテるホストに貢ぐから、結局俺の金は別のホストに行くんだな、と気づいた。
だって俺が指名した風俗嬢が、そのあとで俺と同じ店の別のホストを指名したりするんだもん。
だから、働いてた歌舞伎町じゃなくて巣鴨とかちょっと遠くの店に行くようになったもんね。つまりはそういうことです。
(『ヒロシのネガティブ人生相談』の内容の一部を編集・調整して掲載したものです)

撮影/首藤栄作

「週刊実話ザ・タブー」11月7日号より

ヒロシ

ヒロシ

1972年熊本県生まれ。2004~05年に「ヒロシです…」のネタで大ブレイク。その後、雌伏期に突入するも、独立を経て、15年開設のYouTube『ヒロシちゃんねる』で配信した趣味のソロキャンプ動画が大好評に。キャンプの達人として、『ヒロシのぼっちキャンプ』(BS-TBS)や『ヒロシのひとりキャンプのすすめ』(熊本朝日放送)にレギュラー出演中。また、現在は実力派ロックバンド「スパイダーリリー」のベーシストとしても活躍している。